チンギスハーン 蒼き狼と白き牝鹿IV - 奥州藤原氏で世界制覇 その6の続き
ついに最終回! ゲームのオープニングで気分を盛り上げましょう。
1224年新春、マラケシュのムワッヒド朝はチンギス=ハーンとオゴタイの親子、北条泰時らの手によって滅亡。それと全く同時に、源義経、那須与一を始めとする大軍勢は、フランスの都市ラロシェルの包囲網を完成させていました。
マラケシュ陥落のターン内に、引き続いてラロシェル攻めを敢行。騎兵2軍と火砲兵2軍で総攻撃。城外の敵部隊は都市攻撃の前に排除(ひたすら斬首)していたので、城内のフィリップ2世を長射程の火砲であぶるだけで楽勝でした。
ついにラスボスのフィリップ2世を撃破! 意味は無いけど解放しました。
1224年 新春 ラロシェルにてフランス滅亡
素っ気ないクリアメッセージに続いて、シンプルなエンディングです。
エンディングの1シーン。その小さき島国のさらに静かな奥州の勢力が、先代の藤原泰衡の遺志を受け継ぎ、持ち前の粘りを発揮して世界制覇を成し遂げたのです。この時、国王の藤原忠長は34歳。世界制覇までに14男23女をもうけており(よく頑張った!)、その中には忠長を遥かに超える能力の持ち主がごろごろいます。きっとこの後の世界は奥州藤原氏のもとに安泰であることでしょう。
完
----------------------------------------------------------------
というわけで、1ヶ月あまりかかってクリアしました。
プレイした印象としては、本作はシステムがよく練られていると感じました。文化という概念を導入してそれを国力や軍事力と直結させているため、単純な戦闘テクニックだけでの攻略は難しいでしょう。都市や街道も箱庭的に開発することができて、これだけでも別のシミュレーションゲームと同等の出来です。シリーズの他の作品をプレイしたことはありませんが、続編が出ないのは本作でシステムが完成されたからのような気がします。
ゲームのコマンドはいずれも重要そうに見え、色々と試してみたくなります。かといってどうしても使わないとならないわけでもなく、多くの攻め方が可能になっているため、プレイヤーの数だけ攻略法が編み出されるという懐の深さも感じます。
マップの広さもだれることなく、終盤では様々な変化があります。敵が同盟を組んで攻めてきたり、文化圏が遠いもの同士は忠誠度が上がりづらいため出足が遅れたり、文化の違いで見たことの無い兵科が現れるために新たな攻略が必要だったりして、常に展開に変化があります。
実はクリアした直後にとても寂しく感じました。もっとこの世界を駆け巡りたかったという気持ちでした。都市や街道を整理したり、各都市の文化レベルを高めたり、能力のある人物をもっと登用したり、やり残したことがたくさんあります。けれどもそれは、
シナリオ2「蒼き狼の末裔たち」(1271年、フビライ=ハーンの時代)でまた存分に堪能することにしましょう(
さすがに連載記事にはしませんけど)。
エンディング代わりに、Berryz工房の「ジンギスカン」を貼っちゃいます。そういえばテレビの「IQサプリ」の「字ンギス間」(二つの字の間を埋めて言葉にするゲーム)で使われていました。