翼神 ギガウイング ジェネレーションズ(プレイステーション2)
2007年6月5日掲載
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本作「翼神 ギガウイング ジェネレーションズ」は縦スクロールシューティングで、アーケードでシリーズものとして確立しています。そしてそのプレイ状況はとんでもないことになっております!
弾幕系シューティングでは、自機の当たり判定を小さくすることでプレイヤーに「俺って、うまくね?」と思わせています。一方、本作では腰を抜かすようなスコアによってプレイヤーにそう思わせているのです。億なんて当たり前で、兆、京(けい)、垓(がい)の桁までスコアがあるようです。大き過ぎてイメージが湧きませんが、例えば1垓メートルとは1万光年に届くかという天文学的数字なのです。これはもうインフレを通り越して、スコアのビッグバンです!
私の初プレイのスコアは、2面そこそこで、1京7208兆9944億7606万9070点でした。笑うしかありません。画面ではスコアアイテムが滝のように流れています。弾幕ならぬアイテム幕です。そんなアイテムを含め、何をどう計算すればこんなスコアになるのか解りませんが、「ギガウイング」の「ギガ」ではあまりにも足りないのです。
さて、我々の宇宙には、「この弾幕を避けてみろ!」という弾幕系シューティングと、「弾幕はあってもなくてもいいんだ」という非弾幕系シューティングの他に、「弾幕なんていちいち避けるんじゃねえ!」という反弾幕系シューティングがあるのです。本作は反弾幕系であり、溜め撃ち操作で発動するリフレクトフォースによって全ての弾幕を「反」射し、自機の攻撃力とするシステムを持っています。文字どおり「反」弾幕系なのです。
このシステムの当然の帰結として、「強烈な弾幕を無効化するリフレクトフォースの隙をついたさらに激烈な弾幕を敵が展開する」というゲームになります。こうなると弾幕のインフレスパイラルです。
一度リフレクトフォースを使うと、その後の数秒間は使えなくなるため、いいタイミングで使いたいところです。ところが、そろそろヤバい、と思った3秒後に本当にヤバい弾幕が吐き出されるので、その間は粘らないといけません。でも3秒くらいなら何とかなると思いませんか? 緊急回避用のボム(アヤシゲな効果付き)もあるし、やっぱり何とかなっちゃうのです。
画面内は無茶な量の弾幕と、前述のアイテム幕で、もう避ければいいんだか取ればいいんだかでグチャグチャです。そんな破綻寸前のプレイはリフレクトフォースでスッキリ解消、全てを受け止めればいいのです。もう弾幕は怖くない! てゆうか全然足りない!! 弾幕薄いぞ、何やってんの!!!
弾幕系を作り続けるメーカーの「ケイブ」と、本作のような反弾幕系を作り上げた「タクミ」は、言わば兄弟のような関係であるとのことです。そんな業界の事情を知っていれば、さらに本作への興味も増します。ですが、そんな事を知らなくても、宇宙開闢(かいびゃく)のようなエネルギーが吹き荒れる本作は、誰にとっても(何らかの意味で)楽しめること間違いなし!
2007年6月5日掲載
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本作「翼神 ギガウイング ジェネレーションズ」は縦スクロールシューティングで、アーケードでシリーズものとして確立しています。そしてそのプレイ状況はとんでもないことになっております!
弾幕系シューティングでは、自機の当たり判定を小さくすることでプレイヤーに「俺って、うまくね?」と思わせています。一方、本作では腰を抜かすようなスコアによってプレイヤーにそう思わせているのです。億なんて当たり前で、兆、京(けい)、垓(がい)の桁までスコアがあるようです。大き過ぎてイメージが湧きませんが、例えば1垓メートルとは1万光年に届くかという天文学的数字なのです。これはもうインフレを通り越して、スコアのビッグバンです!
私の初プレイのスコアは、2面そこそこで、1京7208兆9944億7606万9070点でした。笑うしかありません。画面ではスコアアイテムが滝のように流れています。弾幕ならぬアイテム幕です。そんなアイテムを含め、何をどう計算すればこんなスコアになるのか解りませんが、「ギガウイング」の「ギガ」ではあまりにも足りないのです。
さて、我々の宇宙には、「この弾幕を避けてみろ!」という弾幕系シューティングと、「弾幕はあってもなくてもいいんだ」という非弾幕系シューティングの他に、「弾幕なんていちいち避けるんじゃねえ!」という反弾幕系シューティングがあるのです。本作は反弾幕系であり、溜め撃ち操作で発動するリフレクトフォースによって全ての弾幕を「反」射し、自機の攻撃力とするシステムを持っています。文字どおり「反」弾幕系なのです。
このシステムの当然の帰結として、「強烈な弾幕を無効化するリフレクトフォースの隙をついたさらに激烈な弾幕を敵が展開する」というゲームになります。こうなると弾幕のインフレスパイラルです。
一度リフレクトフォースを使うと、その後の数秒間は使えなくなるため、いいタイミングで使いたいところです。ところが、そろそろヤバい、と思った3秒後に本当にヤバい弾幕が吐き出されるので、その間は粘らないといけません。でも3秒くらいなら何とかなると思いませんか? 緊急回避用のボム(アヤシゲな効果付き)もあるし、やっぱり何とかなっちゃうのです。
画面内は無茶な量の弾幕と、前述のアイテム幕で、もう避ければいいんだか取ればいいんだかでグチャグチャです。そんな破綻寸前のプレイはリフレクトフォースでスッキリ解消、全てを受け止めればいいのです。もう弾幕は怖くない! てゆうか全然足りない!! 弾幕薄いぞ、何やってんの!!!
弾幕系を作り続けるメーカーの「ケイブ」と、本作のような反弾幕系を作り上げた「タクミ」は、言わば兄弟のような関係であるとのことです。そんな業界の事情を知っていれば、さらに本作への興味も増します。ですが、そんな事を知らなくても、宇宙開闢(かいびゃく)のようなエネルギーが吹き荒れる本作は、誰にとっても(何らかの意味で)楽しめること間違いなし!
ところでこの投稿文は、新幹線の中で思いついたことをメモして、ほとんどそのままで投稿した記憶があります。だからどうにも焦点の定まらない文章で、お恥ずかしい限りです。この時期はそんなのばかりでした。