1980年代中頃、ゲームセンターにはレーザーディスクゲームというものがありました。ゲーム機の中のレーザーディスクに記録された映像にコンピュータによる操作画面を合成し、映像に沿った操作をするというものでした。当時のゲーム機の性能では不可能だった映像の動きがあって、大手メーカーから名作がいくつも生まれました。けれども、映像で記録されている以外の動作はできないので決まった操作をするだけの底の浅いゲーム性、および多大な制作コストが欠点で、それほどブームにならずに姿を消していったのでした。そんな中でも本作に収録されているデータイースト製の『サンダーストーム』と『ロードブラスター』はなかなか好評だったように記憶しています。
レーザーディスクが必要な特殊なゲームだからといって、家庭用への移植は当時は無理だったわけではありません。アーケード版の発売後間も無く、X1やMSXなどのスーパーインポーズ機能を持った8bitPC用のVHDソフトが発売されたのでした。また、家庭用ゲーム機のメディアがロムカートリッジからCD-ROMへと移行して映像の再生ができるようになった後、何機種かにも移植されました。今回はそのプレイステーション版のお話。
まず『サンダーストーム』ですが、ヘリを操作して敵機を破壊したり障害物を避けたりするシューティングゲーム。アーケード版の発売当時に少しだけプレイしたことがあります。ところが敵の攻撃判定とやられ判定が感覚的にわかりづらく、すぐにゲームオーバーになってしまったために、全くやりこみませんでした。プレステ版の本作も資料のために買ったようなもので、長らく放置していましたが、先日プレイしてみると結構簡単だと感じ、(7機設定ですが)クリアするまでプレイしました。
実はステージ1と2は案外難しく、それ以降は画面中央上部に照準を合わせていると大体オッケーなのでした。それでも敵の耐久力の有無とか相互の攻撃判定の範囲と発生時間がよくわからないので、バルカンとミサイルの連射(同じボタンにアサインすると楽)は必要でしたが。最終面の前半だけは連射せずに単発で撃つ必要があるようです。そんなこともあって隠しコマンドのステージセレクトで最終面をしばし練習しましたが、無事に通しでクリアできました。
こちらの動画はプレステ版だと思われます。非常に上手なプレイです。
もう一方の『ロードブラスター』のアーケード版はプレイしたことがありませんが、こちらの方がお気に入りかも。新婚当日に事故で殺された妻の復讐のために暴走族に挑むというカーアクション。左右移動とブレーキとスーパーチャージ(ターボのようなもの)という操作。敵は北斗の拳かマッドマックスかと見紛うばかりの悪党ヅラしたモヒカンども。こいつらを容赦なく跳ね飛ばし、突き落とし、火だるまにするのが目的です。とにかくスタント的なカーアクションが満載で、見ているだけでも楽しめます。
難易度は『サンダーストーム』よりは低めかもしれません。操作指示が消えるまでしっかり入力し続けることと、見て反応できない何箇所かだけをしっかり覚えれば、比較的早くクリアできるでしょう。最終面の例外操作だけは何度もミスしましたが。
こちらはアーケード版のプレイ動画でしょうか。プレステ版と操作指示の内容とタイミングが少し違うようです。また動画の画質と動きが格段にいいですね。ステージ1と5が特に楽しいのでオススメ。最終面で1ミスしているのが惜しいです。
どちらの作品もアーケードモードとプレイステーションモードがあります。プレイステーションモードでは計器デザインや音響が変更されていたり、各ステージにタイトル画面があったりします。特に『ロードブラスター』では「惨劇の町 悪党に逃げ道はない!」などのようにほとんど北斗の拳と言えましょう。
あらためて映像を見てみると、手書きのアニメーションに味があります。近年ではテレビアニメーションでさえCGをふんだんに使って精密な動きをしているので、かえって新鮮な感覚です。現在同じゲームを作るとしたら当然全てコンピュータでリアルタイムに画像を生成するほうがはるかに楽ですが、それができなかった時代の精一杯のテクノロジーに今になって圧倒されてしまいました。
レーザーディスクが必要な特殊なゲームだからといって、家庭用への移植は当時は無理だったわけではありません。アーケード版の発売後間も無く、X1やMSXなどのスーパーインポーズ機能を持った8bitPC用のVHDソフトが発売されたのでした。また、家庭用ゲーム機のメディアがロムカートリッジからCD-ROMへと移行して映像の再生ができるようになった後、何機種かにも移植されました。今回はそのプレイステーション版のお話。
まず『サンダーストーム』ですが、ヘリを操作して敵機を破壊したり障害物を避けたりするシューティングゲーム。アーケード版の発売当時に少しだけプレイしたことがあります。ところが敵の攻撃判定とやられ判定が感覚的にわかりづらく、すぐにゲームオーバーになってしまったために、全くやりこみませんでした。プレステ版の本作も資料のために買ったようなもので、長らく放置していましたが、先日プレイしてみると結構簡単だと感じ、(7機設定ですが)クリアするまでプレイしました。
実はステージ1と2は案外難しく、それ以降は画面中央上部に照準を合わせていると大体オッケーなのでした。それでも敵の耐久力の有無とか相互の攻撃判定の範囲と発生時間がよくわからないので、バルカンとミサイルの連射(同じボタンにアサインすると楽)は必要でしたが。最終面の前半だけは連射せずに単発で撃つ必要があるようです。そんなこともあって隠しコマンドのステージセレクトで最終面をしばし練習しましたが、無事に通しでクリアできました。
こちらの動画はプレステ版だと思われます。非常に上手なプレイです。
もう一方の『ロードブラスター』のアーケード版はプレイしたことがありませんが、こちらの方がお気に入りかも。新婚当日に事故で殺された妻の復讐のために暴走族に挑むというカーアクション。左右移動とブレーキとスーパーチャージ(ターボのようなもの)という操作。敵は北斗の拳かマッドマックスかと見紛うばかりの悪党ヅラしたモヒカンども。こいつらを容赦なく跳ね飛ばし、突き落とし、火だるまにするのが目的です。とにかくスタント的なカーアクションが満載で、見ているだけでも楽しめます。
難易度は『サンダーストーム』よりは低めかもしれません。操作指示が消えるまでしっかり入力し続けることと、見て反応できない何箇所かだけをしっかり覚えれば、比較的早くクリアできるでしょう。最終面の例外操作だけは何度もミスしましたが。
こちらはアーケード版のプレイ動画でしょうか。プレステ版と操作指示の内容とタイミングが少し違うようです。また動画の画質と動きが格段にいいですね。ステージ1と5が特に楽しいのでオススメ。最終面で1ミスしているのが惜しいです。
どちらの作品もアーケードモードとプレイステーションモードがあります。プレイステーションモードでは計器デザインや音響が変更されていたり、各ステージにタイトル画面があったりします。特に『ロードブラスター』では「惨劇の町 悪党に逃げ道はない!」などのようにほとんど北斗の拳と言えましょう。
あらためて映像を見てみると、手書きのアニメーションに味があります。近年ではテレビアニメーションでさえCGをふんだんに使って精密な動きをしているので、かえって新鮮な感覚です。現在同じゲームを作るとしたら当然全てコンピュータでリアルタイムに画像を生成するほうがはるかに楽ですが、それができなかった時代の精一杯のテクノロジーに今になって圧倒されてしまいました。
たしかYOUTUBEでAC版「キャッシングストーン(Chantze's Stone)」の動画を発見しました。まさか、幻となったAC版「Chantze's Stone」の動画がYOUTUBEにあったとは…。