今回ご紹介するのは2冊とも河出書房新社の本ですが、
2018ベスト本に一番多く選ばれたのが
河出書房新社の本でした。
河出さんに「おも本ベスト版元賞」を差し上げたいです。
『AM/PM』 アメリア・グレイ 河出書房新社
他にあまりガツンと来るものがなかった。
期待している『自転車泥棒』(呉明益)は
これから読む。
『さざなみのよる』 木皿泉 河出書房新社
久々にしみる小説。
主人公ナスミは、破天荒ながら、家族、友人たちへ、
真摯な情を与え、43年間の人生を閉じる。
人間、長く生きれば幸せというものでもないなぁ、
と思わせてくれて、
残された人々の心に魂(精神)を宿していることに
心が温まった。
でも、ナスミはこの世に未練を残したのか?
その後は、NHKがドラマ化した
『富士ファミリー』につながる。
ナスミを小泉今日子が演じていたが、適役で、
そのほかの登場人物もはまり役。
その配役で『さざなみのよる』を読みきった。
各章の始まりにある雫の挿絵がとても印象に残った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます