今回ご紹介するのは3冊です。
青春時代小説と翻訳物のフィクションとノンフィクション。
守備範囲の広さがおもしろ本棚会員の魅力です(自画自賛)。
『青山に在り』 篠 綾子 KADOKAWA
幕末の川越藩が舞台の青春小説。青山とは死所の意。
全編に清新の気がみなぎっており、
読後に清涼感があふれ出てくるいい作品に仕上がっている。
動乱の幕末を目線を低く設定し
農兵を梃に身分格差による歪み、軋轢と
それを使用しようとする若者の生き方を
独自の歴史観をフレームとして描いたところに新しさがある。
こういう幕末物を待ち望んでいました。
『日本人の恋びと』 イザベル・アジェンデ 木村裕美訳 河出書房新社
『死に山』 ドニー・アイカー 安原和見訳 河出書房新社
フィクションとノンフィクションの2点
日本人の恋人:「花も実もある」物語です。
死に山:「真相は藪の中」の本です。
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