年の功 備忘録:::2006年9月16日 – 皇室において★41年ぶりに★男のお子様、悠仁さまがご誕生されました。現在の皇室典範では皇位継承順位第3位
プロジェクトX 挑戦者たち 起死回生の突破口 8ミリの悪魔VS特命班/最強の害虫・野菜が危ない
ハクビシンが捕獲されたのは白浜町十九渕。動物が田んぼの苗を踏み荒らしていたため、4月下旬から有害獣捕獲として箱わなを設置。今月12日にハクビシンが掛かったと同町に連絡があった。夜間、カエルやその卵を食べていたとみられる。まだ、複数生息しているという。
アライグマなどの生態を調べている、田辺市ふるさと自然公園センターの鈴木和男さんの調べでは、捕獲されたハクビシンは全長約90センチ、尾の長さは約40センチ、重さ2・2キロ。新型肺炎(SARS)が流行した時に宿主として疑われたこともある動物で、病原菌の有無やDNAなども専門機関で調べる予定。
農林水産省が2008年に発行した「野生鳥獣被害防止マニュアル―ハクビシン」によると、昭和20年代初頭に四国、静岡県、山梨県、福島県にまばらに分布していたが、徐々に生息域を広げ、現在では南東北から中部、四国で分布が集中している。
環境省のデータ(有害獣捕獲と狩猟含む)によると、有害獣として毎年200匹前後が捕獲され、狩猟獣に指定された1994年以降は千匹前後の捕獲で推移していたが、2003年度ごろから急増。05年度に2千匹を超え、08年度には5764匹になった。09年度は7532匹で、最も多かった千葉県は1347匹を捕獲している。和歌山県では近年、わずかだが県北部で捕獲例がある。
鈴木さんによると、ハクビシンは樹上生活に適応し、雨どいを上ったり、電線を伝ったりすることができる。家屋の天井裏や床下などにもすみ着き、ふん被害をもたらす。雑食性で野菜や小動物、昆虫などなんでも食べるが、中でも果実が好物。県南部では主要農作物のかんきつ類をはじめ、柿やブドウなどが狙われる可能性がある。
ハクビシン 東南アジア大陸部から中国南部、スマトラ、台湾などに分布する。日本では分布が不自然で、江戸、明治期に確実な生息記録がないことから外来種とみられている。ただ、外来生物法では「移入時期がはっきりしない」として特定外来生物に指定されていない。
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