供述調書を改ざん容疑 兵庫県警、警部補と巡査を書類送検
産経新聞 12月26日(水)21時33分配信
自転車盗に関わった少年の供述調書を無断で加筆、改ざんしたとして、兵庫県警は26日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で、姫路署地域課の男性警部補(57)と当時部下だった男性巡査(25)を神戸地検に書類送検した。警部補は「事案の取扱いが多く、早く処理したかった」などと供述しているという。
また、警部補が男性巡査長(32)とともに、別の万引事件の参考人供述調書を無断で修正していたことも判明。県警は同日、警部補を停職1カ月の懲戒処分とし、警部補は同日付で依願退職した。巡査は減給10分の1(1カ月)、巡査長は本部長注意とした。
警部補の送検容疑は今年5月、自転車を単独で盗んだ疑いのある男子高校生(18)の供述調書が、共犯がいるとの誤った内容だったため、調書を作成した巡査とともに、作成済みの調書2通計9カ所を改竄・加筆したとしている。
県警監察官室によると、別の1件の万引事件でも目撃者の参考人供述調書1通計9カ所で同様の行為を確認したが、いずれも誤字や脱字の修正だったため、立件は見送った。
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