Family Lover

歌いつつ歩まん♪

Go Down Moses -行けモーセ-

2012-11-13 | music
「Go Down Moses」という黒人霊歌があります。
今度のアワラチャルコンサートでゲストとして出演する
アレックス氏のバックコーラスで歌うために練習をしていて
ちょっと自分の宿題みたいな感じで、
どんな背景があるのかなと考えるきっかけになりました。


聖書には(旧約)イスラエル民族の歴史がずーっと記されてあります。
神様が、イスラエルという一つの民族を選び
その民を通して神様の御業を示していきます。

アブラハムの曾孫、ヨセフが
お父さんであるヤコブ(別名イスラエル)に可愛がられ、すぎ・・・
お兄さんたちの嫉妬によってエジプトに売られていきます。
しかしエジプトでヨセフは大臣にまでなり、やがて家族を呼び(和解し)
イスラエルの一家はエジプトに移り住むことになります。

それから歴史は進み・・・イスラエルの民は大きくなっていきます。
そして、あまりにも財力、知力に満ちたイスラエルの力を恐れたエジプトの王は
イスラエルの民を奴隷として支配していきます。

しいたげられているイスラエルの民の指導者として
モーセは立ち上がり(神様に選ばれて)
イスラエルの民を率いて、エジプトから脱出します。
これが有名な「出エジプト」です。
ディズニー?の映画にもなりました。→「プリンス・オブ・エジプト」
余談ですが、主題歌はホイットニー・ヒューストンとマライヤ・キャリーのデュオ♪


「Go down moses」(行け、モーセ)はそこから歌われていきます。


【【【【 歌 詞 】】】】

Go Down Moses           行け モーゼよ (訳詞: ゆうこ)

When Israel was in Egypt's land:         イスラエルの民が エジプトにいたころ
Let my people go.                  (わが民を 解放せよ)
Oppress'd so hard they could not stand,    あまりの圧政に 耐えられなかった
Let my people go.                  (わが民を 解放せよ)

(コーラス)
Go down, Moses,                   行け モーゼよ
Way down in Egypt land,              はるかなる エジプトの地へ
Tell old Pharoh,                    そして ファラオに 申し渡せ
To let my people go.                わが民を 解放せよと

Thus spoke the Lord, bold Moses said:   主は こう言われた、とモーゼは恐れず語る
Let my people go.                  わが民を 解放せよ
If not I'll smite your first born dead,       さもなくば、汝のの初子を 打ち殺すぞ
Let my people go.                  わが民を 解放せよ

コーラス

No more shall they in bondage toil       もう 奴隷として苦しませはしない
Let my people go.                  (わが民を 解放せよ)
Let them come out with Egypt's spoil      略奪品と共に エジプトを脱出させよ
Let my people go.                  (わが民を 解放せよ)

コーラス

The Lord told Moses what to do         主は モーゼに 教えたもうた どうすれば
Let my people go.                  (わが民を 解放せよ)
To lead the Hebrew children through     ヘブライの子たちを 連れ戻せるかを
Let my people go.                  (わが民を 解放せよ)

コーラス


**************

「Let my people go(我が民を解放せよ)」と歌われているところ・・・。
きっとアメリカで奴隷として虐げられていた黒人たちの心の叫びだったんだなと分かります。

聖書では、エジプトの王パロ(Pharoh)にモーセが何回も出向き、
イスラエルの民を行かせるようにと神様の言葉を伝えます。
しかしパロはそれを許さず、そのたびに、神様が御業を行いエジプトに災いがもたらされます。
ついには、エジプト人の全ての家の長男の命が奪われ(firstborn's dead)、
パロの息子も死んでしまいました。


この箇所を読むと、とても印象的な言葉が何回も出てきます。

「主が、パロの心をかたくなにされたので・・・」

神様が解放するようにと言っているのに
同じ神様が、パロの心をかたくなにされ・・・というのは
何だか矛盾しているように感じます。


でも・・・

神様がパロの心をかたくなにせず
すんなり解放することを許し、あー良かった、と行ったのであれば
あの、海をまっぷたつに分ける信じがたい奇跡を経験することはなかったでしょう。
それは小さな子供が見ても、これは人間ができることではないと分かったはず。

主が私たちと共にいて、導いて下さるということを
誰の目から見ても疑うことなく、分かりやすく、示されるために
神様はパロの心をかたくなにされ、ギリギリまで道を閉ざされた・・・。


こういうことって、多くはないけれど私たちの身の回りにも起こっているんじゃないかなと思います。
“もうお手上げ!!策もつきた・・・”という時に思いもよらない道が開かれたり。


イスラエルの民に示されたように
私たちにも働いて、ご自身を示して下さる神様がリアルに感じられます。

長くなりました・・・。
今日のレポートはここまでーー

Thank you Lord・・・。