Family Lover

歌いつつ歩まん♪

子どもの目線で

2013-06-25 | 日々の出来事
子ども目線の素敵な番組をみました。

子どもの悩みを解決しようといった番組で
私はたまたま昨日始めて見たのだけど
なるほど、と大人が子供に関わる上でとっても大事な事を教えてくれるものでした。

ある7歳の男の子が、貯金箱のカギを
貯金箱の中に入れてしまったので
助けてください、と言うお手紙を番組宛に出しました。

どうやら、弟が
喧嘩の腹いせにいれてしまったらしい、とのこと。

お助け隊としてスタッフがお家に行き
どうすれば良いか一緒に考えます。

大人なら、カギを壊すとか
貯金箱を壊して中のお金を取り出すでしょう。
そうすれば即解決。
時間もかからない。効率的。


スタッフは男の子の話を聴き
カギを開けようという答えに至り
カギ屋さんに至急といって来てもらい
カギレスキューのプロの技を見せてもらいます。

さぁ、一件落着とおもいきや、

かぎのあけかた、おしえてもらえますか?

と、男の子。

きっといたずらして、また弟はカギを中にいれてしまう、だから、その時困らないようにカギの開け方を教えてもらいたいのだと。

これに対してカギ屋さんはもちろんNO。企業秘密ですものね。

いやいや、合鍵を弟の届かないところに置いておこう、とか、ママに預けておこう、とか、そんなことしないよ、と気休めに言って、めんどくさいことをスルーしたいのが大人。

でも、スタッフは分かった、と言って
カギ屋さんに帰ってもらい
貯金箱の入り口から、カギを出すやり方を一緒に男の子と考え、時間をかけて、中からカギを出すことに成功したのです。


カギを取り出すミッションにも大成功だけど、男の子の達成感は半端なかっただろうな。
表情にもその喜びは溢れていました。
大げさにいえば、壁にぶつかった時、自分で考えて解決して行くスキルを、その男の子は身につけました。

大人がやってあげれば簡単。

でも、そうしたなら男の子は、
次にカギを入れられた時も大人に要求するでしょう。



子育てをしていると、時間に追われてそんなことに付き合っていられない、と思うことはしょっちゅう…。

でもたまには、時間を気にせず子どもの目線で、とことん付き合ってあげる時間も大切なんだなと、改めて感じました。

それが、子どもの心の宝になって行くような気がします。


あー反省、反省…。

わかっちゃいるけど、と
言い訳せず
真摯に、誠実に
子どもと向き合おう。


そして、何よりも
その番組のスタッフが
精一杯子どもを励ましていたのが素晴らしかった。


子どもたちを励まし、
愛をたっぷり注ぎましょう。
愛を与える大人になれるように…