今につながる昔の私。

知的障害者の施設、一粒でゴスペルを教えはじめてから早いもので８ヶ月。

メンバーの皆様は歌うことが大好き。

リトミックもどきは半年前くらいからはじめました。
ピアノの音にあわせて体を動かす。ちゃんと勉強したわけではないので、まだまだだけど、「歩く」「走る(小走り)」「ジャンプ」「倒れる」「バランス」・・・の動作を、この音が鳴ったらと決めて、メンバーさんに伝える。よーく、耳を使ってね！！と言うと、はーい！と元気な返事が返ってくる。

その人によって、運動の得意苦手があるので無理はせず、でも皆さん楽しんでやっている様子。「歩く」動作はとなりのトトロの♪さんぽ♪を弾くのだけど、これが皆さんお気に入りのようで
「せんせい、今日はさんぽ、しないの？さんぽ！」と必ず言ってくる方もいるほど。
毎回、歌うこととあわせてお楽しみタイムになっている様子♪



１４年前、音大を卒業したときはこんなお仕事を自分がするようになるとは思ってもいなかった。
お芝居とクラシックじゃない音楽に没頭していた時期。

先日、なつかしの本、楽譜、写真、手紙、手帳・・・が出てきた。
東京に行ってから結婚するまでの数年間の「私」が詰まっていた。

気がついたら、お芝居も、音楽も、どこかで繋がって今の道が開かれてきた。

・・・そんな事言ったら、生まれてきた環境も結構特殊で、それは生活の中で染み込んで私の価値観や性格、人格が出来てきたんだなぁ・・・。


全てがつながって、何かのためにあるんだなぁ・・・。

（・・・ちょっとLOSTの見すぎだ・・・。）


金曜の午後は、昔の数々の手紙を読みふけり、
タイムスリップを楽しんだのでした。