無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

1ミリの会、政治団体登録のお知らせ

2011年08月29日 17時41分57秒 | 白河 1ミリの会
 先週、「白河1ミリの会」は政治団体として福島県に登録を致しました。その他、いろいろと用事が重なり久しぶりの更新となっています。毎日アクセスしてくださる方々には、本当に申し訳なく思っております。

 さて、除染活動を地道に行ってきた「白河1ミリの会」が、政治団体登録に至った理由について少し説明をしたいと思います。まず、

除染=被曝 この事実を直視する必要があります。

 年間被曝量を1ミリシーベルト以下にするには、空間線量を0.1程度にする必要がありますが、今の白河市では不可能と言えるでしょう。車内でも0.3~0.5マイクロシーベルトあります。家の庭には、空間1.5マイクロシーベルト以上の家庭内ホットスポットも存在します。これは、市有地に植えられた木の枯葉が集まった結果の数値です。緑豊かな白河市には、同じような場所がたくさんあります。個人の除染には限りがある。その上、枯葉や土の処分方法も決まっていない。これは、市ではなく国政に訴えなければならないことです。

 原発事故、及びその後の被曝は、政治の災害=政災 と言ってもいいのではないでしょうか。

 27日、埼玉県で開催された「放射線事故医療研究会」で、原子力安全委員会の助言組織メンバーにより、今回の福島原発事故は安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが指摘されたそうです。今頃、何を言っているのか。政府に対する不信感は消えるどころか増すばかりです。
 
 また、事故から5カ月半も過ぎた今、国は『除染に関する基本的な考え方』を決定し、白河市のように年間20ミリシーベルト以下の地域では、1ミリシーベルトに近づけることを目標とすることになりました。学校や公園などの子どもたちの生活圏の除染を優先し、今後2年間で被曝量を60%削減するそうです。この60%中の40%は雨風による削減「ウェザリング効果」を頼りにしているようです。この他、10%は除染による削減。しかし、今も汚染土の処理方法は決まっていません。

 現在、落ち葉や木などの処理を大規模にすることができません。高濃度の焼却灰の処理方法について、明確な方針を国が出していないためです。これから、大量の落ち葉が舞う季節となりますが、落ち葉についた放射性物質も舞う可能性があります。とにかく、さっさと処理方法を決めてもらわねば、除染は進みません。
 このように、国政に意見を届ける必要性を感じ、「白河1ミリの会」は政治団体として登録をしました。発起人による第一回の会合を昨日開催致しました。場所は新図書館の有料会議室です。



15人程度の一番小さな部屋は、1時間500円で借りることができます(事前申し込み及び支払いが必要)。



掲示板に案内も出していただきました。



 私たちは、宗教団体及び既存政党には関係していません。今後、国政に訴えるべく活動をしていきたいと考えています。

 来月、集会を開きたいと考えています(日程は未定)。会議室は10時から使用できますので、「朝塾」ではなく「昼談義」と名付けさせていただき、「3分間ルール」を用い、参加者全員に案件ごとに3分以下のご意見をいただきたいと考えています(特定の人だけが意見を唱えるような会議を防ぐため)。

 本日、民主党党首に野田佳彦財務大臣が選ばれ、事実上の次期総理となりました。我々福島県民は政治にもっと関心を持ち、国政に声を届けなければなりません。早急な除染が必要です。政府は、汚染土の処理方法を早急に決めなければなりません。県民にばかり被曝を強いるのではなく、国が責任を持って国民を被曝から守らなければなりません。それができない政治家なら、ノーを突きつける。政治的に成熟しなければならないと考えています。


県立南湖公園で放射線数値の再測定

2011年08月29日 16時05分57秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 8月22日(月)小雨の降る午後、市役所から放射線測定器を借り、市内各地の放射線数値測定をしました。場所別に更新をしています。

 県立南湖公園の芝生の上、地面から約1メートルの空間での測定数値です。



 0.965マイクロシーベルト。



 1.005マイクロシーベルト。




 0.994マイクロシーベルト。
 


 1.048マイクロシーベルト。

 芝生の上では、1マイクロシーベルト前後の数値でした(地面から約1メートル)。やはり、非常に高い数値と言えるでしょう。白河市は、公園の除染を行う予定です。早急な対応を求めていきたいと思います。

白河市、雑草地で高めの放射線数値を測定

2011年08月29日 15時46分52秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 8月22日(月)小雨の降る午後、市から放射線測定器を借り、市内各地の放射線数値を測定しました。場所別に更新をしています。


 まず、白河市内での車内の放射線数値は0.3マイクロシーベルトから0.5マイクロシーベルト程度ですが(旧白河市)、市中心から西方向に行くと高めの数値となるようです。車内の数値が0.3ということは、車内に暮らしても年間1ミリシーベルト以上になります。これは、国が本気で除染をしなければ福島県民は被曝を続けることになる。道路及び通学路の除染を早急に行う必要があります。


 

 写真は、みさか地区の住宅街。空き地ですが雑草が茂っています。このような場所は、車内でも数値が微妙に上がるようです。地面から約1メートルの空間線量で、0.852マイクロシーベルト。



 道路の上は、0.816マイクロシーベルト。この道路も高圧洗浄機で洗い流せば数値は下がると思います。草地は草を借り、土を削れば数値が下がります。




 みさか地区の住宅街の中にある公園。滑り台の下で、1.207マイクロシーベルト。他の数倍の線量ということではありませんが、お子さんが遊ぶ場所ですので、早急な除染が必要だと思います。

 


 

白河市、お城山公園で放射線数値の再測定

2011年08月29日 15時27分23秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 8月22(月)午後、市役所より放射線測定器を借り、市内各地で放射線数値測定を行いました。場所別に更新しています。

 お城山公園です。



 石垣はこのような状態です。



 小雨が降ってきたため、地面から約1メートルの空間線量を測定しました。1.066マイクロシーベルト。



 1.004マイクロシーベルト。




 0.982マイクロシーベルト。



 0.832マイクロシーベルト。

 


 1.302マイクロシーベルト。木の近くでは高めの数値となりました(木にもよります)。

 地面から約1メートルの空間線量が、平均して1マイクロシーベルト前後ありました。非常に高い数値だと思います。公園内も除染が行われる予定ですが、早急に除染を行ってほしいと思います。

白河市立第三小学校、除染後の校庭の放射線数値

2011年08月29日 15時07分26秒 | 福島原発事故 放射能汚染
 8月22日(月)の午後、市役所から放射線測定器を借り、市内各地の放射線数値測定をしました。


 除染後の白三小校庭の地面です。



 0.210マイクロシーベルト。この日は小雨が降っていたために、下にチラシを敷いて測定しています。




 地面から約1メートルの空間線量は、0.252マイクロシーベルト。白一小ほどではありませんが、地面より空間の方が数値が高いようです。それでも、除染すれば放射線数値は劇的に下がります。




 校庭入り口にある花壇は、0.729マイクロシーベルトです。ここは除染が行われていない場所です。このような所も土を削れば数値は下がります。

 空間の方が地面より高いということは、除染していない場所と混じり合うからだと思います。敷地内全部、道路などの除染を行えば、より低い数値になると思います。