南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

焼内湾彷徨 弐拾七

2007年06月10日 23時44分27秒 | 南方単車旅案内
焼内湾彷徨 弐拾六よりつづく。

奄美大島の西北部、焼内湾を巡る旅を続けている。
前回までで、最後の集落である宇検村の宇検(うけん)集落の入口に到達した。
今回からその集落内を彷徨うことになる。



集落内の細い道を、できるだけ速度を落とし、排気音を押さえたつもりで進んで行く。
普通の民家に並んで公民館。庭の裸の樹は、ヒカンザクラか?



公民館と、小川に掛かる小さな橋を通り過ぎると、もはやお馴染みとなった屋根つきの土俵が現れる。
柱も綺麗に色分けされて塗られている。
手前の枝にぶら下がるのは鐘だ。



土俵の横の『居住性』を無視したかのような建物には、消防車が鎮座している。
緊急事態発生! となった場合、あの鐘の合図で地元消防団が集結・出動するのだろう。
住み心地が悪そうな建物は、宇検集落の消防本部・災害対策本部なのだ。



災害対策本部の前を通り過ぎ、すこし進むと右手に上り坂の路地を見つける。
頭上を仰ぎ見れば、なぜかこの付近だけ日が翳っている。
路地を上がると、四方に枝を広げた巨大なガジュマルが聳えている。
あまりの大きさに、その概容をカメラのファインダーに収めるために、ずいぶんと遠ざからねばならなかったほどだ。
そうして歩き回るうちに、予想もしていなかったものをオレは目にした。

つづく


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コメント
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