南方単車亭日乗

奄美大島にIターンした中年単車乗りが、てげてげに綴ります。
はじめての方は、最初に《ごあいさつ》をお読みください。

嘉徳川にてリュウキュウアユを確認!

2009年05月29日 00時55分32秒 | リュウキュウアユの塩焼きで一杯やりたい
はい、タイトルを読んでもらえばそれが全てです。
なので、こっから先は蛇足といっていいでしょう。
それでも宜しければお読みください。

実を言うと最新のハナシというわけじゃあありません。
それは5月5日・こどもの日のこと。
まぁまぁ雨も降ってるし、気温もそれなりだしと、嘉徳川通いもひと月半ほどサボらせていただきましたが、そろそろ行ってみないとな、と。



辿ったコースは、アームチェア・ツーリング 住用半島で辿った奄美市住用町市(いち)から嘉徳へ向かう市・青久・嘉徳林道です。
市からの上り坂は狭くて急カーブの連続ですが、ゆっくり走れば味わいのある林道です。



途中で、マッタブ(アカマタ)の赤ちゃんの遺体を発見。
この春に生まれたものでしょうか。
完全に死んでると判っていても、おっかなびっくり撮影したオレです。



青久を通過してしばし進んだところで、有名な『海に落ちる滝』を眺めます。
この時間帯は干潮と満潮の中間くらいで、『砂浜に落ちる滝』になってます。



嘉徳の浜が見えてきました。
河口は、と見ると、山側に張り付くように流れ出しています。
この状態なら暫らくは河口閉塞は発生しません。



河口まで下りてみました。
河口では、海と川の水が混じり合っています。



ラグーン(河口近くの池)の岸には、水位の上下が作った襞模様が見えます。
満潮時に海水がラグーンまで入り込んでいることを示すものです。



浜から戻って、少しだけ川の上流へと陸路を移動します。
嘉徳橋から見える川原は適度な浅瀬を形づくり、川底の石にもタップリと太陽の恵みが与えられているようです。
この太陽光線が石に生えた水苔の生長を促し、それはたくさんの川魚の餌になるはずです。
もちろん、リュウキュウアユもその恩恵に与るのです。



そのさらに少し上流で15cmから20cmほどの魚を発見。
4尾で群れをつくり、砂地の浅瀬をあっちへこっちへ。
「ゼッタイにアユに違いない」しばし見とれるオレ。



あまり上手く撮れていませんが、メールにてニイムラのおっちゃんに鑑定を依頼したところ、
「アユとボラだね。だいたい同じところに棲むんだ」とのこと。
本州で見られるアユは産卵を終えるとほとんどが死んでしまいますが、リュウキュウアユは産卵後も生き延びる個体が多いそうなので(奄美の温暖な気候のせいでしょうか、今度きいときましょう)、こいつらが今年生まれた個体かどうかは判りませんが、とにかく今も嘉徳川でリュウキュウアユは生き延びています。

とりあえずはヨカッタよかった、と。

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コメント
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