【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第176回
『懺悔(ざんげ)』(仏教)
私たちが仏様に手を合わせる時、
それが「懺悔文」です。
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴
(がしゃくしょぞうしょあくごう かいゆーむしとんじんち)
従身語意之所生 一切我今皆懴悔
(じゅうしんごいししょしょう いっさいがこんかいざんげ)
この言葉を現代の私たちの言葉に置き換えると
「私はこれまでの人生で、さまざまな過ちを重ねてきました。
『私の心に宿る三つの毒『貪り(むさぼり)の心』『
から生まれたものです。
これらの毒が、私の心を曇らせ、不適切な言葉を発し、
今、ここに立ち、
参考:第24回 「貪瞋癡」(仏教)
懺悔というとネガティブに感じる方もいるかもしれませんが
自分の過ちを素直に認め、より良い未来へ向かう決意の表れと
捉えることが出来るのではないでしょうか
仏教が教えてくれる深い反省と成長の道である懺悔の心を忘れずに、
少しでも、社会のお役に立てれるよう、
これからも、日々懺悔しな
帝釈天 題経寺