【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第170回
『一陽来復』(易経)
私は日本の伝統に息づく東洋思想の知恵、特にそれらが日常生活や経営に
どのように活かされているかを探求 することに深い関心を寄せてきました。
どのように活かされているかを探求
約3年前、 この学びを同じ興味を持つ方々と共有したいという思いから、東洋思想の師に相談したところ、
「 人に伝えることこそが最大の学びとなる」 というご助言をいただきました。
それ以来、ブログを通じて、 また不定期ながら様々な機会に、
私の学びを発信させていただいています。
「
それ以来、ブログを通じて、
2025年は、「東洋思想を通じた人材育成」という私の志を、
事業の中核として本格的に展開していく決意を固めました。
これから着実に、その基盤づくりに取り組んでまいります。
皆様のご指導とご支援を賜りますよう、 謹んでお願い申し上げます。
さて、今回は先日の冬至(12月21日)にちなみ、
「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉をご紹介させていた だきます。
これは冬至の別称として知られています。
これは冬至の別称として知られています。
「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」 という東洋の叡智を表す言葉があります。
冬至は、まさに陰が極点に達し、 陽へと転換する分岐点とされています。
一年で最も昼が短く、 冬の寒さが頂点を迎えるこの日を境に、
少しずつ日は長くなり、 春へと向かって歩みを進めていきます。
「一陽来復」は、易経が説く「兆し」を表す概念です。 まだ寒さの厳しい時期であり、
春の到来を実感することは難しいかもしれません。しかし、 この日は確かな転換点として、
新たな季節の始まりを告げているのです。
一年で最も昼が短く、
少しずつ日は長くなり、
「一陽来復」は、易経が説く「兆し」を表す概念です。
東洋思想の深遠さは、宇宙の摂理や天の道理を見出し、 それを季節の移ろいと共に
生活の中に織り込んできた先人の知恵に あると考えています。
生活の中に織り込んできた先人の知恵に
この「一陽来復」という言葉にも、力強い叡智のエネルギーが宿っ ているように感じられます。
この記事をお読みくださっている皆様の冬至以降の日々が、
ますます充実したものとなりますように。そして、 豊かな福運に恵まれますように、
心よりお祈り申し上げます。
この記事をお読みくださっている皆様の冬至以降の日々が、
心よりお祈り申し上げます。
参考図書
『易経一日一言』竹村亞希子編 致知出版社
12月21日 日の出 茅ヶ崎海岸