人生をひらく東洋思想からの伝言

様々な東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら一緒に人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第143回『おのが身は有無の湊の渡し船 ゆくも帰るも風にまかせて』(二宮尊徳)

2024年06月17日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第143回

『おのが身は有無の湊(みなと)の渡し船 ゆくも帰るも風にまかせて』(二宮尊徳)


これは、日本の偉大な教育者であられた二宮尊徳の生き様を表現した言葉になります。

二宮尊徳に関しては、今回は、あえて詳細は割愛いたしますが、

本人としては
世界に誇るべき代表的な日本人の一人です。

下記は、以前に投稿したものですが
そちらに、人物に関しては詳しく書いてあります。

第106回「積小為大」(二宮尊徳)


意味合いとしては、

有無の湊(みなと)とは、生から死への港を意味し、

人生とは、まさに
生から死への渡し船のようなもので、

その往来は、風という天意に一切全託する
ほかありません、

というような意味合いになります。


自分という「自」には、二種類の読み方があります。

自(みずか)ら、自(おのずか)らという読み方です。

自分で自分の意思で選んだともいえる人生ですし。

ある意味では、

様々な流れやご縁の中で、運ばれるかのようにたどり着いた人生でもあります。

「一切全託」

という心境は、すべて人生でやるべき事をやり切った人がたどり着く心境かもしれませんが、

二宮尊徳のように、天命に従って生きられるように

人生をより丁寧に生きていきたいと感じました。


参考文献
『二宮尊徳一日一言』寺田一清著 致知出版社

 

 


明治神宮


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