人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第141回『大國を治むるは小鮮を烹るが若くす』(老子)

2024年06月03日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第141回

  たいこく おさ     しょうせん に    ごと
『大國を治むるは小鮮を烹るが若くす』(老子)


この言葉も、老子の名言のひとつとしてよく紹介される言葉になります。

居位(きょい)第六十、冒頭の言葉になります。

意味合いとしては、

「大国を治めようと思ったら、小魚を煮る時のように
変にいじり過ぎてはだめで、

じっくり丁寧に1人ひとり向き合いながら
やることが大事ですよ。」

というような感じでしょうか。


個人的な感想としては、大国だけではなく、

家族や人間関係全般に
言える表現として捉えていまして、

日々瞬間変わる人間の感情があるので
それをお互いに感じ合いながら、

丁寧に時には迅速に対応していくように
意識することが大事な気がしています。

なかなか難しいからこそ、何千年も伝わっている至言だと思いますので、

私自身もじっくり噛みしめていきたいと思います。


参考文献
『ビジネスリーダーのための老子 道徳経講義』田口佳史著 致知出版社

 


寒川神社


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