【人生をひらく東洋思想からの伝言】
あけましておめでとうございます。新春のお慶びを申し上げます。
どうぞ、本年もよろしく御願い致します。
今年最初の言葉は、こちらからになります。
第17回
「足(た)るを知る者は富む」(田口佳史著「老子の無言」より)
老子の名言のひとつであります。
どんな状況でも、人間これでいいと満足することは少ないかもしれません。
だからこそ、いまある現状をすべて受け入れて、
そこに 感謝の気持ちがわいてくる感覚を 大切にしたいものです。
このような感覚を大切にしている人には、さらに満たされていくということをこの言葉は伝えています。
まさに、真理はこのようなものなんですね。
だからこそ、まずは自らの心を満たしていくことが大切で、
そうすると 周囲にも そのエネルギーを与えることができるようにもなります。
今我々が生きているのも、先人の方々の見えない努力やご尽力により成り立っています。
足りない足りないとなげくよりも、いまあるものの有難みを感じる心をつこと。
最近、我々現代人は その心を 忘れかけているかもしれません。
どうぞ、みんなで力をあわせてより良い社会を一緒に作っていければと思います。
参考文献 『老子の無言』田口佳史著より)
茅ヶ崎海岸からの初日の出 (2022 元旦)