松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆第1回福祉フェス(新城市)

2022-12-19 | 支える人を支えるまち
 福祉従事者を支える条例に基づく「福祉フェス」があった。

 第1回ということで、新城市に出かけてみた。福祉関連の人たちの手作り感が伝わるフェスになった。

 この日は、厚生労働省から長久手市に出講している國信綾希さんの講演があった。厚生労働省で、共生社会の制度づくりを担当したということで、しっかりとした分かりやすい講演だった。

 ・福祉の制度は、案件ごとの縦割りになっているが、これは家族や地域の自助、互助があって、その例外として、共助や公助があるという前提で組み立てられてきた。
 
 ・しかし、単身所帯や夫婦二人でけの世帯が増え、その前提が崩れてきた。例外が多数になってきた。また、地域のつながりも希薄になっている。これまでの福祉制度の前提が崩れている。

 ・この前提が崩れると、これまでならば、問題にならなかったことが福祉課題になり、また縦割りに入らない新たな福祉課題、複合的な福祉課題も生まれてきた。

 ・もはや今までの発想や制度では対応できない。どうするか。

 ・そこで、国が活路を見出そうとするのが地域である。あるいは地方自治体である。國信さんの関心と活動は、地域において、新たなつながりの仕組みを構築しようというものである。長久手市における実践が紹介された。


 ・その通りだと思う。ただ、地域につながりの構築は、福祉だけでなくて、さまざまな分野からのアプローチが必要だろう。まさに重層的な取り組みである。新城市の福祉従事者を支える政策もそのひとつだろう。地域コミュ二ティの再構築もそのひとつになると思う。一度、これら全体像をまとめるといいだろう。

 功労者の表彰があったが、これも条例の具体化である。興味深かったのは、一人ひとりの活動を紹介し、インタビューをした点である。スポットライトを浴びることで、ちょっと誇らしかったと思うし、新たな決意も生まれたと思う。なかなかよいやり方だと思う。


 この日は、いろいろな人にあった。川窪さんとは何年ぶりだろう。穂積さんも元気そうだった。長坂さんには、いつもながら、いろいろ気を使ってもらった。前澤さんは、実行委員長という要職ながら、案内をしてもらった。感謝である。

 以前、新城駅の跨線橋の改修関連で寄付をしたが、銘板に私の名前を見つけた。日本全国で、私の名前が出ているのは、ここだけである。


 この日は、また新幹線が止まった。前回来た時も、静岡の大雨で、新幹線が止まった。新城は鬼門なのだろうか。前回は、豊橋駅は大混乱で、電車も寿司づめだったので、今回は学習したので、豊橋でゆっくりご飯を食べることにした。それでも、こだまは立ち席になるくらいの混雑だった。まあ人生いろいろ。

 これは新城福祉会レインボーのお菓子屋さんのクリスマス仕様


 福祉従事者を支える条例のブックレットをつくって、後押しをしよう。はじめはPODと言っていたが、商業出版に挑戦する話になっている。これは、もう少し話が進んだら、書くことにしよう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆まちづくり市民集会の予行演... | トップ | ☆行政評価委員会(白岡市) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

支える人を支えるまち」カテゴリの最新記事