松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★法令立案のポイント(市町村アカデミー)

2012-08-08 | 2.講演会・研修会
 法令立案のポイントについて、市町村アカデミーの研修に参加した。なんと130人以上の参加者だった。
 何度も書いているが、法令立案とは、単に条文をつくることではない。きれいな条文をつくっても、その裏付けや推進する仕組みが用意されていなければ単なる作文である。右肩上がりの時代で、自治体に大した役割が期待されていなかった時代ならばそれでもよかったが、分権、協働時代で、あとがない時代にあっては、そんなことをやっている余裕はない。法規担当は、時代の状況をしっかりと踏まえて、原課を大いにリードしてほしい。
 私の政策法務研修は、法制執務をちょっとと、法律の範囲内、立法事実をやる。
 法制執務では、「居酒屋orスナック」のorは、「又は」か「若しくは」といった問題をやったが、正解はもちろん、居酒屋である。最初からスナックはきついという理由である(こんな調子・・・)。
 立法事実は、自販機の回収容器がテーマであるが、最後の発表は、白熱教室方式でやった。130人が、それぞれの表情で議論に参加している様子は、こちらから見ていると新鮮で面白かった。
 この日は、松下ゼミのK.SかぁとCatherineが参加した。ワークショップ補助という役割である。二人とも、市民とのワークショップは得意であるが、法規担当者に混じっても政策法務は、戸惑ったようだ。頭を使い過ぎて、頭が痛くなったと言っていた。そうだろう。茅ヶ崎市への就職に決まっているK.Sかぁは、「市役所に入ったら法規担当になることもあるのですか」と心配していたが、「財政と法規は行くことがない」と断言しておいた。
 これでお盆前の仕事は終了。明日から東北に行く。
 
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