上前と下前脇縫いの縫代は前身頃に片返しに倒しますが、後身頃の脇縫いの縫代は袖付のへらからは後身頃に倒れます。 その矛盾を後身頃の内揚の縫い目を後幅のへらの処で縫い止めることで解決しています。 そこの縫代のたたみ方がイカの頭の始末になります。
イカの頭の部分縫いの動画
脇の縫代を引っ立て時のイカの頭の動画
参考脇縫いの引っ立てとは?→後身頃と前身頃の脇の縫代を揃えた時の袖付の処の背縫代分を除いた前立ての縫代は1寸8分5厘 (6.9921cm )です。 この値が1寸2分5厘(4.725cm)から1寸9分5厘(7.371cm)ならば脇縫いを引っ立てなくても仕立てられます。 体格の良い方で後幅は8寸(30.24cm)位のままでも、脇縫いを引っ立てれば後幅>前幅の範囲内であれば身幅を前幅だけで広げられます。並寸法の後幅と前幅の差は1寸5分(5.67cm)で抱幅が4分(1.512cm)曲げならば、袖付の処の前立ての縫代は1寸8分(6.804m)になります。この位置の前立ての縫代は1寸2分5厘(4.725cm)迄少なく出来ます。
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