岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, SAIHOUKI

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着物の保管

2005年02月12日 21時55分25秒 | 未分類
以前着物の洗濯と言うお題で二酸化炭素で洗うクリーニング(超臨界流体)の記事を書いたところ、それに頂いたコメントから、今度は防虫剤を使わないで着物を保存する方法がないか色々探して、教えてgooに投稿したところ早速回答を頂き自分で試した訳ではないのですが、これは使えそうな気がしますのでそれらの資料を載せときます。
 脱酸素剤「エージレスR」の主成分は鉄粉です。鉄が酸素と反応し酸化(=錆びる)する原理(鉄の酸化反応)を応用して、フィルムなどで密封された包装容器中の酸素を吸収し、無酸素状態にしています。鉄と酸素の酸化反応(酸化鉄=錆が出来る)では、化学的な発熱を伴ないます。脱酸素剤「エージレスR」は食品と共に密封され、包装容器内の酸素を吸収しますが、この時点では徐々に反応が進行するためあまり発熱はなく、包装容器内の酸素を吸収し終わると反応は停止します。食品の品質を長期間保持するためには、包装フィルムからわずかづつ透過、侵入してくる酸素を持続的に吸収する必要があり、脱酸素剤「エージレスR」の使用量は、酸素吸収能力にある程度余力を持たせています。一方、保存期間中には、包装容器内の湿気を脱酸素剤「エージレスR」が充分吸収した状態になります。開封時、脱酸素剤「エージレスR」の残存有効成分が空気中の酸素と接触し、かなり急速な酸化反応を起こし、発熱を生じることがあります。これは吸湿により酸素との反応性が使用開始時より速くなった為です。残存有効成分量にもよりますが、総発熱量は余り大きくなく、その持続時間も3~4分間程度(残存有効成分がなくなるまで)です。指等で表面に触れると瞬間的には熱いと感じる場合もありますが、総熱量が少ない為、直ぐに表面温度は低下し熱傷等までには通常なりません。残存有効成分がなくなると発熱も停止し、後は自然に冷えてきます。再び発熱することはありませんので、ごみ等と一緒に捨てても火災になる危険性はまったくありません。


 下記のアドレスからそのサービスをしている会社のホームページを見る事が出来ます。
シーラーパック</a>

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1 コメント

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知りませんでした。 (シナモン)
2005-02-13 18:04:31
岩佐和裁さん、読ませて頂きました。ありがとうございます。こんな商品があるなんて存じませんでした。全く薬剤を使用していないというのは、画期的ですよね。私は、寝室に和ダンスも置いていて、防虫剤も入れておりそれを毎晩毎晩吸い込んでいました。

CSになってから天然の樟脳に変えてみましたが、それも反応しました。今の私には、着物に近寄ることさえ出来ませんが、この方法にしてみたら密封されますし防虫剤の使用もなくなり、より安全な空間にする事が出来ると思います。預け先の実家でやはり防虫剤を使用しているので。

 

CO2でクニーニングして、この方法で保存できたら、CS患者にはありがたいです。
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