ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

なはりH 地点

2010-06-04 12:50:43 | 昔話
久方ぶりの奈半利の地点シリーズです。8番目ですから「なはりH 地点」です。

奈半利町の中では、たぶんかつて最も多くの人が行きかった場所です。
高札場跡地です。
すでに両側は、空き地となっています。取り壊された建物のかけらさえ、今は感じることはありません。
 左側は、かつて料亭でしたし、右側は高知相互銀行でした。



 高札場。土佐藩が、民衆にむけて出す、通知情報が張り出されていた場所なのです。

 そして、ここから、野根山街道が始まる基点なのです。
 左に向かうと300M程で奈半利川があります。かつては渡し場がありました。
 右はずっと商店街です。本当にたくさんの店舗が軒を連ねて、商売をしておりました。

 かつての繁栄が、この場所に戻ってくるのか分かりませんが、せめて行き交う人が笑顔で歩けるようになればいいと思います。

 もちろんそのときには、この両側の土地にも何かしらのチャレンジが実現できていることでしょう。
 期待しています。