ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

4days.

2010-06-26 21:18:30 | 日記
 凄い雨が降っています。朝起きて先ずやったことは、メダカの水槽が屋外にあるため、水が溢れかけていましたので、まず水を出し、餌をやってから洗面をしました。

 今は2010年に生まれた稚魚がほとんどですから、水槽から水が溢れると体力のない稚魚は流され,そのままロストとなってしまいますから、水位管理は重要なのです。
 また水槽が8個もあると大変ですが、世話をする30分が楽しい時間なのです。

午前中は、あちこち出かけて話をすることにしたのです。本当は室戸に行く予定だったのですが、この雨ですから仕方なしといったところです。

 午後は少し事務所の掃除をして、森林鉄道の資料を読んでいました。
 ガイドをする日時は迫ってくるわけですから、情報を頭に入れる時間が必要なんです。

 しかしこの量です。生半可では全部覚えられないですねえ。
 使いこなしての資料ですから、これから大変です。

 私が今まで話してきた建物にしても、単体ではこれほどの量は、ありません。
 先日、「あきれました。」と書いたほどです。

 勝手な想像ですが、資料を作った方の「あきれるほどの情の深さが、森林鉄道に対してあったと思っています。」

 海岸部に住む私達とは違う、密度を持った思い入れが、資料の量になったのでしょう。あれもこれも、はずせなかったのですし、そうした選分ける作業は受け取る側に依存しているのです。「いるものだけ、話す側が必要だと思うものだけ使えばいい資料なのです。

 それほど森林鉄道は、山間部に住む方々にとって、なくてはならない交通機関だったのです。「命の保障はしない。」といわれる鉄道だったのですが、それしかなかったのですし、それが出来たときの喜びの程は、海岸地域に住む私達とは違っていたのです。

 まとめる作業を今もやっています。
 しかし6時間話すのです。簡単な作業ではありません。

 しかしながら、出来上がると満足感、達成感を感じることが出来るでしょう。

 我が家の家族は、私のことを「あきれています。」なんでそんなことをするのかと。
そんなことをする時間があれば、仕事をすればいいのにというのです。
 いいではないですか、やっていて楽しいのですから。
 全国に地域活動をしている仲間がいますが、皆あきれるほどの忍耐力と活動範囲、密度を誇っております。

 流域共同管理。以前高知大学で教鞭をとっていた教授の発想です。地域活動を活発にするには、流域を全体として捉え、上流と下流の意識を一つにして、互いに情報を交換しながら、夢を共有するしかないのです。上流には上流の理屈があり、下流にも同様なことがあるのですから。
 そう、「限界集落」これも彼が作った言葉です。厳しい言葉ですが現実をよく表しています。高知県東部地域の山間部は、今、ほとんどこの限界集落化しているのです。
 彼の作業も具体的にはあきれてしまうほど、極端です。大学教授なのですが、地下足袋をはいて、こつこつと取材をします。私たちともしっかりと時間をとって議論をしてくれました。他の人があきれるほどの、熱意を持って、技術を駆使して作業を繰り返していたのです。
 私は尊敬に足る人と出会うと、あきれることのほうが多いのです。よくやるよなあ。

 またメールが来ました。森林鉄道の資料です。

 全部で100P近くの量になるようですが、頑張って頭に入れましょう。
 それから、自分流の話法を作る作業に入ります。

先ほど、会議があり、新たに予定していなかった事業に参加することになりました。
 
 8月7日に地域高規格道路を使って、供用開始前にイベントを開催する実行委員会に参加することに急遽、決まってしまいました。
 忙しいのに、仕方なしです。

 私の役割も、何かあるでしょう。