papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

papalionJapanTour2007~後書き~56(三内丸山遺跡)

2009年09月16日 | キャンプでライブツアー'07・後記

9月8日(土)、ただ走りに走って青森県に入った。昼過ぎ、まずは、温泉へ。
昨日はライブ後シャワーも浴びれなかったので。ちょうどいいことに、国道沿いに 道の駅いかりがせき「関の庄」という施設があった。

昼飯ついでに、そのいかりがせき「関の庄」でひとっ風呂浴びた。
お湯がぬめぬめしてててなかなかの温泉だった。
観光で来ている家族連れが多い中、施設内の食堂でお昼を食べた。
一休憩した後、再び車を走らせる。
途中にあった弘前城もぜひ一度拝みたかったが、時間の都合で観光ポイントの優先順位を考え、キャンセル。

2時間程度で青森市着。
今日の夜、北海道へ出発する予定だった。
途中寄り道して、有名な縄文遺跡『三内丸山遺跡』を見に行った。
かなり広い公園だったし、何より入場無料というのがいい。
逆に、歴史建造物はこうあるべきだとも思った。京都のお寺なんて、事あるごとに金とって(しかも1寺500円程度)最悪傲慢、文化遺産を寄付で賄えない京都のクソみたいな仕組を思いだした。誰かあの京都の観光システムを改善して欲しい。
京都のお寺に入場するのにお金が発生するのはどう考えてもおかしいと思う。庭園などの一部のエリアに対しての管理料金なら理解できるよ。でも拝観料として一元的に徴収するシステムは、どう考えても納得できない。スポンサーがいないんだろうか?将来的な魅力を地元では誰も全く見出せないのかな?京都のお寺は、過去の遺産で食ってくつもりなのか??

と、三内丸山遺跡では、遺跡ガイドさんに付き添って、解説を聞きながら廻った。
一緒に廻った人達は皆、中年の人達で、ガイドさんが解説するたび、それぞれ自分なりの見解を語り合ってた。ここにも団塊の世代が!!って彼らの好奇心とパワーに恐れ入りました。僕らも団塊ジュニアなんだけど、元祖はさらに凄まじい。
体力が違うなーと思う。
遺跡ガイドさんに色んな新知識を教えて貰って、6000年という長い間(現在の研究では)平和に暮らせていた縄文文化というものに特に感銘を受けた。
現代日本と違って、危機迫る脅威は人間ではなく、自然ではあるだろうけど、近年揺れ動いた歴史の変動を考えると、
まず理解できないその6000年という長さ。
一つの村がその6000年を維持出来ていたというのはどういう事なんだろうか?
蓋を開けると、一人っ子政策だったりするかもしれないけど…その秘訣は??
イメージを膨らますのにはあまりある。

長い歴史に思いを巡らせるってのは楽しいです。これが歴史ロマン。
三内丸山遺跡を一通り見て、施設も閉館となったので、青森の市街、そして港へ向かった。


>>papalionホームページ


papalionJapanTour2007~後書き~55(青森へ)

2009年09月15日 | キャンプでライブツアー'07・後記

9月7日(金)、ライブハウスに戻って、出番前に対バンのライブを見ていたら冷房がすさまじくて参った。

ちらほらお客さんがいて、ロック系の千葉のバンドが、きれいなライブパフォーマンスをしていました。
純粋に、うわーすげーって思った。
僕らみたいなひねくれた感性が根にあるバンドとは表現力が違うなと。
もちろん、僕らなりにベストパフォーマンスをしてるんだけれど、音楽スタイルが違ってても、きれいなライブパフォーマンスが出来る人達って、本当にすごいと思います。

僕らのライブはどうだったのかな~
結構しっかり音を出せてたと思います。
そう思う。

僕らの後のバンドもクオリティーが高くて、いつの間にか冷房の効き具合も気にならなくなった。

ライブ後、せわしなく片づけをしてるお店の人と対バンの人に別れを告げて、車に乗り込んだ。

9月8日(土)、高速東北道のPAで一夜を明かした後、岩手に乗り込みさらに高速を北上した。

とにかく高速を青森に向かって走らせてたら、隣にひときわ大きな円錐状の岩手山が現れた。
岩手山SAで休憩。SAのお客さんの東北弁もきつくなってた。
岩手山を中心とした壮大な山の景色は、四国育ちの僕には初めての広大な景観で、大感動。
日本って景色が違うのは沖縄くらいかと思ってたけど、んなこと無い、東北は西日本や関東とは全然違う。
だいたい生えてる植物が違うし、とにかく日本って大きいんだな~と確認させられた。
奈良・平安の昔、都の貴族たちは未知なる陸奥(東北)の国にファンタージェンを想い巡らし、短歌や俳句に数々残してきたそうだが、その気持ちがわかるような気がした。
今のようにすべてがビルで覆われた関東平野も、かつてはこのような広大な景色だったんだろうか。

まだまだ、北の青森向けて山を越えてさらに車で走った。


>>papalionホームページ

papalionJapanTour2007~後書き~54(仙台上陸)

2009年09月10日 | キャンプでライブツアー'07・後記

9月7日(金)、本日は仙台でライブ。
東北のメイン都市・しかも結構有名なライブハウスでの演奏ということもあって、
かなり意気込んで朝出発した。

相変わらず東北道はゆるゆるしてる。朝の渋滞は全く無かった。
国道は、まあ混んでるかな?程度で、高速に入ると車がいるな~ 程度だった。

時折雨の降るあいにくの曇り空だったが、仙台に着いた。
まだ午前中だったので戦国武将・伊達政宗の居城である青葉城を見に行った。

大手門を潜り抜けさらに山を車で登った。

さすがに城の規模は大きい!
「定禅寺ジャズフェスティバル」を明日に控えて観光客も多い。
小雨の中、本丸付近にある展示場を見て回った。
う~んさすがは政宗!人気もすごいが残した展示品もすごい。
同じ地方覇者でも土佐の元親とは全く比べ物にならない。
まいりました。

曇り空で仙台市街は全く見えなかったけど、有名な政宗像を見ました。
さすがに伊達政宗!かなりカッコいい!
元親もカッコイイんだけどな・・・
人気で負けました。
高知で元親像を見に行った時には、その寂れぐあいに唖然とし、据え付けノートにぐだぐだ書き残したけど、、圧倒的な政宗の繁盛ぶりを目にすると、もー溜息しか出ません。。


青葉城をひとしきり観光した後はライブハウス会場に向かった。
朝は遅めに福島を出たので、お腹も鳴らず、昼飯抜き。

ライブハウス「仙台CLUB JUNK BOX」は仙台の中心街にあったので駐車場を決めるのに一苦労したが、なんとかクリアした。

繁華街の大通り面した商業ビル内にある仙台CLUB JUNK BOXは結構広かった。
このツアー中に出会ったライブハウスの中では、おそらく賃貸料ナンバー1だろう、って、リアルに設備がよく、音響も空調もばっちりで、音は一切洩らしません的な雰囲気抜群だった(つまりどんなバンドが出ても大丈夫な空間)。

リハ後、小雨が続く仙台のアーケード街を散策。
既に日が暮れていたけど、「定禅寺ジャズフェスティバル」を明日に控えて、街は熱気を帯びていた。
こちらも(定禅寺とは全く関係ないけど)テンション上がる!!!

>>papalionホームページ

papalionJapanTour2007~後書き~53

2009年09月05日 | キャンプでライブツアー'07・後記

高速のPAで朝起きたら寒かった。夏なのに さすが東北。

ETCの通勤割を利用して100km程度走って、再び国道に降りた。

足早に仙台を過ぎて福島との県境まじかの白石で休憩。
名物の白石うーめん狙いの立ち寄りだったが、そういうお店も見つけられず、観光地の白石城に向かった。
あいにくの天気で眺めは良くなかったが、さすがは伊達家の2番城!なかなかのもの。
しかも白石城の城内には今現在も現役の高校があり、驚いたし、江戸・幕末・明治期の動乱を生き抜いて今に繋がる歴史を感じた。
わが郷土のお城って感じがした。

話はそれるけど、僕の母校、追手前高校も城のすぐそばにあった。
地元が東京の人はよくわかんないかもしれないけど、かつて通った学校のすぐ近くに地元のシンボル的なお城がある風景を見て過ごした記憶って、
年月とともにそのお城を見るたび温かくせつなく醸造される。
これが郷土愛につながるのかな。


その後、山沿いに福島へ向かった。
素直に帰れば良かったけど、まだ昼過ぎだったし、お風呂に入りたかったので温泉を探しつつ。

道中、天然記念物の材木岩を見た。
は~~~~ 自然の造形物は人智を超えてる!
思わず手を合わせたくなります。

観光地である材木岩の周辺はかつては宿場町だったらしく、自治体がその昔の風景を再現しててなかなか面白かった。
今は失われた養蚕の農家の再現風景や、一年中一定の温度を保つための氷室も良かった。

さらに南下し、飯坂温泉へ。
うねる山道の道中、不思議な何重もの鳥居に遭遇して驚きながらも、飯坂温泉に到着。

飯坂温泉の公衆浴場「鯖湖湯」のお風呂につかった。
めちゃめちゃ熱い!
しかも冷め水入れは禁止との事。
せっかくの温泉だったけど、熱湯風呂に負け、そうそうに退散して飯坂温泉の温泉街で遅い昼食。
3時くらいだったかな?
飯坂温泉名物の味噌ラーメン食べました。名物といえるかどうかって感じの普通ラーメンだったけど・・・・

福島の寄港地着。明日は仙台でライブ。
忙しい?なりにも観光地を巡った一日でした。

>>papalionホームページ

papalionJapanTour2007~後書き~52

2009年07月12日 | キャンプでライブツアー'07・後記

9月5日(水)盛岡公園で昼寝した後、ライブハウス「盛岡Club Change」へ。
日差しが黄色くなりはじめた午後下がり、ライブハウス盛岡Club Changeの駐車場に車を止めた。
ライブハウス盛岡Club Changeは盛岡市街はずれ?の小さいビルが丸々ライブハウスになっている。
地方のライブハウスらしい、試行錯誤して作り上げた我が城といった感じのライブハウスだ。
ライブハウスのスタッフの皆さんにあいさつをして、流れはルーティンにリハをした。

リハが終わり、楽屋に機材を下して、一緒に出演するバンドと談笑。

出演バンドすべてのリハが終わり、日暮れまじかの盛岡市街を散策した。
地方都市。でした。こういう風景って好き。わかりやすいから。
結構時間があったので、盛岡地方裁判所の構内にある名所・石割桜も見てきました。
樹木が大石を割るって想像できないね。しかもそれをよく現代まで残してくたね!と思いました。見守ってきた過去の人達に感謝です。
パラパラ雨が降り始めたのでライブハウスに戻る。

ライブは、お客さんもそこそこ入り、僕らものびのび出来たと思います。
ライブ全体としては、ハードなバンドが少なかったせいか、ぽわんとした雰囲気が全体を通して包んでました。歌中心のバンドが多くて、そんな中、僕らに対しても聞いてくれてる感があるライブでした。
でも客層も若かったし、僕らの一味ひねくれた感性をどう受け取ってくれたのか?、今だに気になります。

ライブ後、対バンドにサヨナラを言って、朝来た道を再び南下し、東北ツアーの拠点、福島に向かいました。
途中、ようやく開いていたお店で晩飯を食べた後、高速のPAで就寝。

>>papalionホームページ