papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

papalionJapanTour2007~後書き~51

2009年06月20日 | キャンプでライブツアー'07・後記

翌朝早々、9月5日(水)朝食を頂いた後に、盛岡に向けて出発した。
途中まで高速を使って北上、岩手に入って、花巻辺りから下の国道に降りて走った。

岩手の道は、そこから見える風景がそれまで見たこと無いような圧倒的な広さで素晴らしかった。
天候はうす曇で、それほど見晴らしが良くは無かったが、サイロや冬をしのぐ建物等、はじめて目にするものばかりで、広大な景色と相まって異空間を楽しめた。
起伏の少ない台地に、裾広がりの大きな山が時折そびえて見え、大地には低い森と草原がなだらかで、山がまじかに迫る四国の風景とは全く違っていた。
気候も涼しいし。

昼前に盛岡に到着。
福島で得た情報で、じゃじゃ麺の名店が盛岡城前にあるとの事で、早速食べに行った。そのお店の名前は「白龍(パイロン)」。

じゃじゃ麺とは聞きなれないかもしれないけど、盛岡では超有名で、冷麺、わんこそば、と並んで盛岡三大麺のひとつ。
味噌が汁なし麺の上に乗った、和風冷やし中華のような感じで、台湾のジャージャー麺に近い見た目けど、味付けとか細部が違ってて、麺はうどんのように太くジャージャー麺とは似て非なるもの。
ちょうど昼時、さすが有名店「白龍」、10分程度並んだが、狭いカウンターと小さなテーブルが2、3あるのみの店内に入り、じゃじゃ麺を食べることが出来た。
美味しかった。

特に麺を食べきった後、だし汁と溶き卵で食べるスープが美味しかった。
じゃじゃ麺は、見た目がジャージャー麺に近かったので、ピリピリする辛味を想像してたんだけど、全くそうではない、和風(+ちょっぴり中華)の盛岡の味だった。

食後、石川啄木などで有名な岩手公園内の盛岡城を散策して、時間もあったので、ついでに城内の芝生で昼寝。
これからライブなんだけど・・、この辺りまではかなり観光気分でした。

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papalionJapanTour2007~後書き~50

2009年06月17日 | キャンプでライブツアー'07・後記

ついにpapalionツアーの後書きも50回達成!!
つーか、2007年の出来事なのにぐたぐたと書いてしまって申し訳ないm(_ _)m
もうしばらくお付き合い下さい。

9月4日(火)関東平野の端っこでのキャンプを終えて、再び北上した。
と、伊許山キャンプ場の管理人さんに教えてもらった温泉施設でまず休憩。
温泉のお客さんはおじいちゃんばっかりで、のんびりしてて気兼ねなしにリラックスできた。
午前中の11時くらいまでお湯でのんびりして、再出発。

天気は朝から快晴。北関東の田園地帯を走って、再び東北への幹線国道に乗った。
途中、通行止めで迂回させられながらも、正午を廻って2時間ほどで那須高原を越え、福島の白河に着いた。

福島の白河といえば、白河ラーメン!
白河の街をとりあえずは、白河(小峰)城に向かいながらも、ラーメン屋を物色しながら車を走らせた。
以外に小さかった白河駅でラーメン情報掲載のパンフをゲットしつつ、近くの白河城に向かった。

白河城は復元天守のお城。でも忠実に再現されてて見所が多く、規模もそれほど大きくは無いけど、石垣もきれいで美しいお城だった。
お城から見た城下の風景も遠くに山々が広がって美しい風景だった。

白河城を見て廻った後、白河ラーメンを食べるべく車を走らせた。

既に15時近かったので、開いてるお店を探すので少し時間が掛かったが、なんとかお店を見つけて白河ラーメンを食べた。

白河ラーメンは縮れ太麺の醤油ベースラーメン。これが白河ラーメンか!へぇーといった感じ。
まあ、ラーメンは満足出来たんだけど、特に気になる特徴が無かったので、なんとも説明しがたい。喜多方ラーメンに近いかなぁ…
ラーメンに詳しい人はもっと詳しく書けるんだろうけど。
でも美味しいのは確かです。


その日はミズキの福島にある実家に宿泊予定。
白河ラーメン食後、福島市へと向かった。
国道を北上していると、安達太良山が左に見えて、風景が関東とは明らかに違ってきた。
東北は何度か来たことがあるので、見慣れた感も多少はある景色だけど、やはりその山々の雄大さは、季節や時間帯によって違いがあるので、毎回新鮮に感動する。

福島市のベースキャンプ地?(ミズキの実家)に到着。既に8時くらいだったけど、すごく歓迎してくれて、豪華な夕食を頂いた。
普段の生活ではあまり感じないけど、屋根の下でわいわい食事を囲める事って素晴らしい。

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papalionJapanTour2007~後書き~49

2009年03月28日 | キャンプでライブツアー'07・後記

>> 2007TOUR~後書き~48の続き

東北ツアーの初日は、栃木でのキャンプ。
東京から国道を走って、栃木に入り、日も暮れてきたので、地図で見つけた一番近い伊許山キャンプ場に電話で予約を入れ、向かった。

既に夕暮れ、途中にあったスーパーで晩飯用の食材を買って、伊許山キャンプ場へ。
もうそろそろかと走ってたけど、道を間違えて暗い夜道を縦横してるうちに辺りは相当に暗くなってきた。
山の少ない景色。
関東平野をただ走り続けて、どうにか目指す伊許山キャンプ場に到着。

キャンプ場内はすでに真っ暗闇。
管理人さんに挨拶をして、ライトを照らしながらキャンプサイトを案内してもらった。
その日のキャンプ場のお客さんは僕らのみ。
途中で仕入れた食材を調理。
少し肌寒い中、晩ご飯。

誰もいないキャンプ場(そんな状況にはすっかり慣れてしまったけど)で、お腹も満腹、少々お酒も飲んで、静かに就寝。


翌朝、テントを出ると、周りは霧で白んでいた。
朝の散歩で、ぐるっとキャンプ場を一回りして、自分のいる場所を確認した。
関東平野の端っこの小山の上に立っていた。

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papalionJapanTour2007~後書き~48

2009年03月09日 | キャンプでライブツアー'07・後記

>> 2007TOUR~後書き~47の続き

ライブの後、片づけをして、最後まで残ってた対バンの人達に手を振って長野を後にした。
夜の町にどう進んでいいのか多少道に迷ったけど、無事に東京方面の国道を見つけて、そのうちに高速に入って、そして高速のサービスエリアで一夜を明かした。

翌日、東京に帰った。

次のライブまでは10日近くある。
再びone pieceの世界に没頭。
何一つ次への準備が出来なかった一週間だった。one pieceのせいだ。

ただ、友達のライブも見に言ったし、ツアーでお世話になったバンドの東京でのライブにも遊びに行ったし、楽器の手入れもした・・・


晴天の暑い晩夏、本格的に東北ツアーへ。
9月5日に予定の盛岡でのライブに向けて、9月3日(月)に東京を出発した。

昼前に出発して、環七から国道を北へ向けてひた走りに走る。
渋滞だったり、とろとろ走ったりしててあまり進めなかったけど、夕日が落ちる前には栃木に入った。

その時点で、無理に進むのをやめて、近くにあるキャンプ場を探して、キャンプ場で一夜を明かすことにした。
これから2週間の長いツアーになるし、ゆっくりスタートしようという理由で。
少し早まった落日が、なおさらそういう気分を誘ってくれた。

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papalionJapanTour2007~後書き~47

2009年02月24日 | キャンプでライブツアー'07・後記
>> 2007TOUR~後書き~46の続き

長野へ向かう途中、何度か休憩を交えながら長野に到着。
まだ午前中だったので、近くの日帰り湯で動かない身体で浸かった。
これが良かった!
長々と湯船に入っているうちに身体がほぐれてきて、首も少し回るようになったし、腰を曲げた時に走る痛みも和らいできた。
色々と理不尽さも感じたけど、身体が動くって素晴らしい!!

お昼を済ませて、午後はライブハウス長野NEONHOLL近くの駐車場に車を停めて、近くにある善光寺界隈を観光した。

その後、リハをしに長野NEONHOLLへ。

長野NEONHOLLは善光寺近く、商店街から少し離れた所にあって、音漏れ大丈夫?って心配したくなるような建物の2階にある。
スタッフに挨拶を済ませて、リハ開始、ステージは少し狭かったけど、ライブハウス内の雰囲気は良かった。イタ飯屋を改造したようなホール。
音も程よくまわる感じだった。

本番まで少し時間があったので、近所を散歩。
地方のどの街でも人が少ないなーと思ったけど、長野もそうだった。
少し前の長野オリンピック時代の雰囲気を残したまま、それ以降、手を付けてないような町並みだった。90年代にトリップしたよう感じ?
逆に、東京の街の新陳代謝が早すぎるのか?とも思うけど。

で、ライブ本番。
僕らの出来はどうだったのか?ホールの雰囲気が良かったので僕らは結構楽しんだ感じがする。
既に首痛・腰痛も忘れるくらいに回復したし。
対バンドは面白かった。
まだ若いバンドの若干緊張気味のトークが良かった。
しかもヴォーカルが自分の話に高揚してしまい「僕らはポップグランジです!」「(自分が恋に失敗し、今日昼に出てきたオーディションにも失敗した話の後、何を思ったのか、たぶん潜伏期間が続いているという意味で)僕らは蝉です!」と断言し、周りのメンバーが「えっ?」って巻き添え喰ってる姿もかなり面白かった。

経験たっぷりの不思議な毒舌バンドも良かった。
恐らく東京ではここまで妙な成長はしないだろうという個性が彼らにあった。
東京だと、そういう個性・感性はこっち、それはこっちと分類がなされて、似かよった分野の中で淘汰され、より先鋭化されていく流れがある。
でも彼らは、ごったなジャンルが同じライブ空間で行われる中、経験を積んで、彼らの感性で独自な進化を遂げている、と思った。

若いバンドといい、経験を積んだバンドといい、長野のバンドは恐るべし。

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