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お遍路を始めて13日目、写真は朝の四万十川。
四万十川キャンプ場を朝早く出て、四万十川沿いに、足摺岬向かって走り始める。
8時前頃、通学中の中学生たちがコンビニでおにぎり買ってた。田舎でも朝飯はコンビニなのか??
朝食は次のコンビニでと走り始め、中村市通勤圏外を出ると、人がどんどん少なくなった。
車はまあまあの交通量だったが、コンビにすらないので、朝飯が食べられるか心配しながら、先を急いだ。
2時間近く走ってようやくコンビニ発見。少し遅い朝食を取る。
すると向こうの方から歌を歌ってる変なお遍路さんが歩いてきた。年季の入ったバックを担いで、身なりは非常に小汚い、陽気なんだけど近寄りがたい。急いでパンを食って先を急ぐ。
大岐海岸というサーフィンで有名な海岸を越え、海沿いながら、半島沿いにうねうねと曲がった山道を走った。時折砂利道を走った。県道なのに舗装されていない道は初めて。
途中、>>お遍路を自転車で・・・16で休憩したりしながら、何度か道に迷いそうになりながらも、13時頃ようやく足摺岬に到着。
足摺岬は自殺の名所だったとか。その名も、足を擦って死地である向こうの世界に行くという所からとか(誰から聞いたのか忘れた、うそ情報かも・・・)。岬には世界の境目のような意味があるらしい。確かに岬の先に立つと、その先には海と空以外何も無い。不思議な感覚になる。
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足摺岬近くのアーチ状の道路と足摺岬からの海
足摺岬には38番金剛福寺がある。
参拝すると、お寺の人に「歩きの人と自転車の人にはこれあげる」と、リンゴジュースを貰った。
ありがとうございます。
足摺岬は観光名所なのでレストランもあり、そこで昼飯を食べる。
お腹が落ち着いて、ゆるゆると今日宿泊予定の竜串の爪白キャンプ場へ向かった。地図で見るところ夕方頃には到着しそうだが、坂道が続くときついかもしれない。日はまだまだ落ちないけど、この時間帯を無駄に過ごすと後が大変になるので、急いで先へ向かった。
ジョン万次郎の生家が観光案内板にあり、寄ってみたいなと心が揺れたが、とにかく先を急いだ。
もうそろそろ日が落ちるかという頃、爪白キャンプ場に着いた。
キャンプ場には誰も居ない。
日があるうちテントを貼って、晩飯を食べるか買い出しに行こうと動き始めた頃、おじさんが一人近寄って来た。
キャンプ場の管理人らしい。しかしこのキャンプ場には管理室は無い。
おじさんは毎日夕方に来て、キャンプする人がいたら援助金として300円ほどだったか利用代金をとっているとのこと。
そういうシステムのキャンプ場は多い。
この辺りにレストランのようなところは無く、自転車で10分くらいのスーパーに行きお惣菜とカップラーメン、ビールを買って来た。
キャンプ場に戻るともう薄暗くなっていた。
そしてお遍路さん姿の夫婦らしき二人組が、向こうの方にテントを設営していた。
すかさず挨拶。
おとなしい感じの静かな夫婦だった。
キャンプ場のコインシャワーで汗を流し、ご飯を食べた。
食後、お酒を飲んでたら、お遍路さん夫婦が炊事場で洗濯をしていた。
横に並んで一緒にタオル類を洗った。
しかしこの季節、洗い物がなかなか乾かないのがつらい。
お遍路さん夫婦は「なにか訳ありなのかな…」と思うくらい静かだった。
少し肌寒くなってきたので寝た。
続きは>>お遍路を自転車で・・・16で。
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