アーユルヴェーダはグルックラ~直接口頭伝授が基本です。つまりセミナーに参加することで得られる情報は真理なのです。
さて今回シュリカント先生から日本でも効果があるだろう、という事で喘息の治療法について少しお話がありました。この方法は5年前に私がシュリカント先生のところで研修を行っている時にお聞きして、実際に帰国してから行っている方法です。1年後にドクターに「日本でも効果ありです!」と報告したことを先生が今でも覚えていてくれたようです。一見、大変困難な方法に見えますが、患者さんの病態をドーシャから考えると困難ではありません。つまりドーシャを見据えることで患者さんの一日の様子(睡眠中も含む)が分かるからです。もちろん治療の基本である「医師・患者・看護人・薬(治療方)」、全てがしっかりと治癒の方向を向いていないとできません。
ただしアビヤンガ同様、Ama(未消化物)がある状態では行えません。Amaの有無やAgniの状態をしっかり判断してから行ってください。そしてアフターケアや細やかな日常生活の指導も大切です。インドの病院のように毎日通院というわけにはいかなくても週1回以上のケアは必要だと思います。