歌うように語ろう

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ロミオ&ジュリエット Wキャストプリンシパル所感+追記訂正

2011年09月28日 | 観劇関係

23日にマチソワでロミジュリを観劇して、一応Wキャストのプリンは一通り見ることが出来ました。シングルキャストを除き、既に見たキャストについての所感を交えて感想を書いてみようと思います。

*山崎ロミオ……歌は安心して聞いていられますし、総合的なミュージカルのプリンシパルとしての力は確かに持っていると思います。ただ、何か物足りないなと思ってみていて、数日考えてみて思い至ったのが、感情表現が薄く感じられることでした。ちゃんと表現しようとしているのは伺えるのですが、城田ロミオの濃さを見た後の所為か、薄く感じられてしまうのです。本当にあの若さにしては上手いんですが、これはもう個人の好みの問題でしょうか。魅せる力は十分持っていると思うのですが、私の琴線には今ひとつ響きませんでした。

*フランクジュリエット……非常に初々しいジュリエットですね。身長は昆ジュリエットよりも高いのですが、彼女よりも幼く見えます。実年齢もまだ高校生なので確かに若いのですが、良くも悪くも新人らしさが全面に出ているように感じました。しかし、ジュリエットという役どころは決してすれていないピュアな役ですので、はまって見えました。歌は不安定ですし、まだまだではありますが初舞台だということを考えるとまずは及第点かなと思います。

*平方ティボルト……うーん、盛り上げるところは盛り上げるのですが、ちょっと今ひとつな感じは否めませんでした。キャピュレットの跡取りにはあんまり見えなかったかな。今後に期待です。

*良知マキューシオ……可もなく不可もなくというか、すみません、印象に残りませんでした。この方は元ジャニーズ事務所の方だそうですが、なるほど舞台慣れしていたようには思います。そういえば歌もまあまあだったような。

*二人の「死のダンサー」について

まだ二人とも触れていなかったので今回まとめて感じた違いを書いてみます。中島さんは体格は大きくないですが、ピルエットの軸がまったくぶれなかったりなど、確かな舞踊の力を感じさせました。大貫さんは身長も高く、手足が長いので非常に踊りが映えますね。死はロミオとの絡みで非常に視線を集めますので、出来れば城田ロミオの時に大貫さん、山崎ロミオは中島さんと固定の方が良かったような気がします。大柄な大貫さんとあまり大きくない山崎ロミオのコンビだと、すぐに死が勝ってしまいそうな迫力に見えるんです。逆に城田ロミオに中島さんだとちょっと死が控えめすぎな印象でした。

 

次は1日に城田ロミオ×フランクジュリエット×大貫(死のダンサー)の組み合わせで見てきます。大阪には行けないので私にとってはこれで今興行のロミジュリは見納めです。じっくり堪能してきたいと思います。

 

9/29 訂正:

マキューシオの所感について、キャスティングを逆に勘違いしていることに気がつきました。

よって上で述べている良知マキューシオの感想はそのまま、石井マキューシオについての感想なので、ジャニーズ出身云々だけはまるまる無関係ですね。

そそっかしくて申し訳ありません。以後十分確認して記事を書くことにします。