3月19日付のATPランキングで、錦織選手(16位)を筆頭に、添田豪選手が67位、伊藤竜馬選手が94位と100位以内に日本勢が3人入る状態となりました。
どうしてもエース選手の活躍が中心になってしまう報道体制の中、皆さん地道に頑張っているようです。
テニスに関してはいちばん好きな選手が日本人選手ではないのですが(とはいえ日本人選手も応援していますが)それでも
日本人選手の活躍は大変喜ばしく、頼もしく感じます。これからも彼らの活躍を期待したいところです。
ところでテニスは日本でも競技人口が多い競技ですが、それに反してテレビ放送が非常に少ない状況です。
(追記注:GAORAなどCS放送はあります。地上波放送がほとんどないという話です)
反対に、フィギュアスケートは自分で滑る方は少ないと思いますが、テレビ放送は現状多くまた数字も取れるコンテンツとして
マスコミに認知されております。この「コンテンツ」扱いはフィギュアアファンとしてはあまりありがたくないですが、
テニスファンでもある身としてはこの何分の一でもいいのでもっと地上波で競技が見たいものだとしみじみ思います。
テニスはあまり知らない方でも、いわゆる四大大会(グランドスラム:全豪・全仏・全英・全米)はご存じのことと思います。
しかし、今やこの四大大会も地上波では見られないのです。日本開催のジャパンオープンですら、限られた放送状態です。
競技人口=視聴者数(視聴率)というわけではないにせよ、不思議な現象だと常々私は思います。
プロを目指す子どもたちにも、またファンにとっても放送されるならば是非とも見たいものなのですが、なかなかそううまくは
行かないようです。
フィギュアスケートにおける一番格の高い大会である、世界選手権がもうすぐ開催ですが、こちらは日本の企業を筆頭に
数々のスポンサーがつき地上波・CSともに放送が予定されております。
もちろんフィギュアの次代を担う子どもたちも私たちファンも放送を心待ちにしておりますが、数字が取れるとなるとまた今度は
妙な色気(編重放送や過剰な演出など)がこれでもかとねじ込まれて閉口する羽目に陥ったりもするので、痛し痒しですね。
以前、全英やジャパンオープンはNHKで放送していたのですが、競技の性質上ねじ込みようがないということもあるのでしょうけども
実に淡々とありのままを放送してくれたのでありがたいものでした。
スポーツに演出やシナリオなど全く不要なものです。ただ粛々とありのままを放送し、解説も分かりにくいところだけ解説し、
また実況も演技途中で意味不明のポエムなど垂れ流さなければ、誰からも喜ばれることでしょう。
……そうはいっても希望通りにならないのが世の常、難しいですね。