子育て支援センターひろば「ぱんじーるーむ」

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アレルギーについて

2010年09月17日 14時45分27秒 | 日記
みなさん、こんにちは(^^♪猛暑の夏も一段落。やっと、秋らしい気候になりました。
今日は、最近子どもたちの間に増えているアレルギーについてご紹介します。

【アレルギーは、どうして起こるの?】
私たちの体には、アレルゲン(体にとって異物となるもの)が体内に入ると、それに対抗する物質(抗体)を作り、アレルゲンを追い出そうとする働きがあります。これを免疫反応と言います。
免疫反応は、病原菌から体を守るために大事な働きですが、反応が過剰すぎると、害のないタンパク質などの物質まで攻撃してしまい、結果的に自分の体まで傷つけてしまいます。これがアレルギー反応です。
アレルギーの原因は、食べ物やダニ、植物の花粉などさまざまで、その子によって湿疹やくしゃみ、目やに、おう吐などアレルギーの出方も違います。このため、対処のしかたは様々ですが、特に最近は杉花粉症の子どもが増えており、日頃の環境にも注意が必要です。例えば、風が強い日や花粉の飛散量が多い日に布団を干すと、午睡のときに強いアレルギー症状が出ることがありますし、長時間お散歩すると症状が悪化することもあります。

【アレルギーの原因物質】
○食べ物…卵、牛乳、大豆、小麦、青魚など
○ダニ、ハウスダスト…ダニの死がい、ダニのふん、ハウスダストなど
○動物…動物の毛やふけ、乾いて粉になった動物のふんが空気中に飛散したもの
○花粉…スギ、イネ科の植物、ブタクサなど

【主なアレルギーの症状】
「アトピー性皮膚炎」
○原因…食べ物、ダニ、ハウスダストなど
○症状…ひじの内側などが乾燥し、慢性的に湿疹ができてかゆい。乳児は首に出ることが多い。
○対応…皮膚の乾燥を防ぎ、清潔を保つ。特に冬場の乾燥した時期に出やすいので、保湿剤を塗る。夏場も汗をかいたら拭いて清潔を保ち、出来れば保湿剤を塗る。

「気管支ぜんそく」
○原因…食べ物、花粉、ダニ、ハウスダスト、動物の毛など
○症状…呼吸が苦しそう、たんを伴ったせき
○対応…部屋を移動する、水分をとる
○こんなときは救急車を…顔色が悪い、肩呼吸している(肩が上下する)、陥没呼吸している(鎖骨と鎖骨の間やみぞおちが上下している)

「アレルギー性鼻炎」
○原因…花粉、ハウスダストなど
○症状…くしゃみ、鼻水。症状が強いと熱が出ることも。
○対応…医師や薬剤師に相談し、抗アレルギーの点鼻薬や抗アレルギー剤を服用

「じんましん」
○原因…食べ物、花粉、睡眠不足、ストレスなど
○症状…皮膚が赤くはれてかゆい
○対応…かゆみ止めを塗る。医師薬剤師に相談し、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤などを服用

「アナフィラキシーショック」
○原因…食べ物、ハチに刺された
○症状…急にくしゃみが出て息が苦しくなる、血圧が低下し行き来が薄れる
○対応…衣服を緩め、足を15度ぐらい上げた姿勢で寝かせる。くれぐれも目を放さないようにする
○こんなときは救急車を…アナフィラキシーショックを疑ったらすぐに救急車を。何を食べたか、何に刺されたのか、どんな症状かを医師に伝える。