中学生の心臓移植 渡航へ募金を呼びかけ
重い心臓病のため移植が必要な中学生の男の子が海外で手術を受けられるよう、東京・日野市で両親や支援者が募金を呼びかけました。
日野市に住む中学2年生の横尾洋くん(13)は、心臓の伸縮機能が低下する「特発性拡張型心筋症」を患い、助かるには心臓移植しかないと診断されています。
12日は日野市の京王線高幡不動駅前で、両親や同級生の親などおよそ20人が、海外で移植を受けるための募金への協力を呼びかけました。
国内ではおととし7月に、脳死と判定された15歳未満の子どもからの臓器提供が認められましたが、実際の提供は1例にとどまっています。
洋くんは幼いころからの闘病で体重が17キロほどしかなく、一日も早い移植が必要だということで、アメリカでの受け入れ先の病院は見つかっています。
移植手術には渡航や滞在の費用を含めると1億2000万円が必要だということですが、これまでに集まったのは4330万円にとどまっています。
父親の和伸さんは、「お金のお願いで心苦しいが、なんとしても助けて息子の笑顔が見たい。皆さんのご協力をお願いします」と話しています。
洋くんが通う日野市の日野第三中学校の同級生たちが、市内の三沢中学校で、14日にチャリティーコンサートを開くことにしています。
「洋くんを救う会」042-506-5031。
みずほ銀行高幡不動支店。
口座番号1148331。