使われているプリンタ-の電力消費は印刷時が16W,待機状態では1.4W,電源がOFFの状態で0.1Wなので、24時間、365日待機状態のままにして置くことはエコではない。
幸いに、このプリンタ-は電源をOFFの状態にしておいてもPCからプリンタ-ドライバ-に出力信号が届くと、自動的に電源が入る仕組みになっているので安心して使える。問題は自動電源OFFと宣伝文句にあるのに、その設定は使えないと言われたことで、現在再度問い合わせ中の状態になっている。
最悪の場合には指で電源SWを押すことでOFFにすれば良いのだが、遠隔操作ではそれが出来ないのが苦しい。ただ、印刷物の最後の用紙に「これが最後です。電源ボタンを押して電源を切ってください」とあれば、そして電源ボタンの場所も印刷して置けばなんとかなるのではないだろうか?
既に自動電源ONの機能はロ-カルファイルの印刷では無線LAN経由で出来ることを確認してある。最終的な目標は国外にいながら、鹿児島のPCを遠隔的に操作して、東京の仮想ドライブにあるファイルを参照、指定して、インタ-ネットを通じて電源をOFFの状態にした鹿児島のプリンタ-で印刷することだ。
で、問い合わせの回答が来た。矢張り、自動電源OFFは出来ないが、指でプリンタ-の電源ボタンを押さないでもPCの内部からOFFに出来るとの内容だ。この回答にはいまいち納得できない。何故かというと、次の画像を見ればわかる。
これはコントロ-ルパネルで見た、このプリンタ-の電源オプションの部分で、上の電源OFFを開くと中にはOFFボタンしかないので、押せば即時電源OFFの状態になる、と電話相談室のお姉さんは言う。その通りだと思うし、更に、どのみちPCを遠隔操作する訳なので、指ではないが、ついでにこのオプションを使えば電源OFFに出来るので不服はない。
問題は、そのお姉さんが、下側の自動電源ONの設定は使えるが、自動電源OFFの設定は使えない、少なくとも顧客にはいつもその様にお伝えしていると言ったことだ。15分で設定して、2度実験してみたが完全に使える。自動的にOFFになる意味で。
なので、次の心配は、そのように自動OFF設定で電源が切れた状態のプリンタ-を再度、自動的にONに出来るかどうかだが、これも実験の結果、少なくともロ-カルファイルを無線LAN経由で印刷する場合には問題がないことを確認した。この記述の時点で、印刷が終わって未だにONの状態にあるプリンタ-も、後10分もすれば再び自動的にOFFになる事が予測される。
さて、次の課題は昨日失敗した仮想ドライブにある文書の印刷だ。状況を再現してみる。
素朴に驚くのは、この画面の何処にも印刷ボタンが存在しないことだ。あたかも、仮想ドライブの文書は印刷不可とでも言っているような印象を受ける。何かの間違いかもしれないと思って、ありとあらゆる場所をこじ開けてみたが、印刷ボタンはどこにもない。
直感的にそんな訳はないと思うが、直ぐに思いつくのは、最悪の場合、一度当該ファイルを地上に降ろして、それを印刷する事くらいしか考えられない。でも、いくら何でもそんな馬鹿なことはないだろうと思う。再度精査して見ると見つかるかも知れないので、と、そんな事を考えていて、プリンタ-を見たら、予測通り電源がOFFになっていた、自動設定で。
で、この問題についての感想としては、オンラインマニュアルが Windows8.1 までしか言及してない事を考慮して、恐らく 8.1 では出来なかった開発目標が 10 では偶然に可能になってしまった、と言う事なのだと思う。なので、Windows10で使う限りでは、このCANONのプリンタ-は、確か8千円位で購入できるのに、他の数万円するプリンタ-と自動電源に関しては同等の機能を持つのでとてもお買い得と言えるだろう。