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木製カトラリ-

クラウド印刷再訪-2 クラウドプリントの設定

2015-10-30 08:40:07 | Weblog

昨日、鹿児島のPCに遠隔接続する機能が回復したので、精神的に余裕ができた。なので、クラウドプリントを更に根掘り葉掘りしてみる。

昨日(まで)の成果を超簡単にまとめると:

1. (設定内容がよく解らないが)鹿児島用に買い求めたプリンタはグ-グルのクラウドプリントアプリによりクラウドプリンタとして登録・認識されている

2. 東京のグ-グルドライブの文書を印刷できたが、クラウドプリントアプリが想定していない、リモ-トデスクトップを介して、東京のPCが鹿児島のPCに共有連結して、鹿児島PCが東京のグ-グルドライブを開いて、その中の文書を印刷するという複雑な方法を使ってしまった

クラウドプリントアプリの一番の利点であるPCを介さない印刷とは、結局具体的に言えば、東京が東京のグ-グルドライブのファイルを通常のやり方で印刷することなので、昨日までの設定を変えないで、実際に直接印刷が本当に出来るのかを、まず確認するところからスタ-トする。(プリンタの電源はOFFになっている)

以下は対象となる文書だ。

文書の種類がクラウド印刷が可能なタイプであることを示している。要はファイルがpdf化してあると言っている訳だ。次に、参考のために熊の画像を見てみる。これはまだpdfに変換してないので、次のように表示される。

つまり、単なる画像なので、このままでは印刷できない訳だ。で、文書ファイルを左ダブクリすると、次のような表示に変わる。

で、結論から先に言うと、この文書はあっけなく印刷できた。鹿児島用のプリンタは現在、東京の自室にあって、インタ-ネットとの接続は、無線で家庭内無線LANにつないである。

この画面で、一番気になるのは右上のアカウント表示で、東京になっている。それが何を意味するのかは、今の今は不明だ。それは兎も角、プリンタアイコンを押すと、次のような画面になる。

ここでの送信先は極単純にプリンタの機種名しか表示されていない。で、このまま印刷ボタンを押すと印刷されてしまう。つまり、鹿児島のPCを遠隔操作しないで東京の仮想ドライブのファイルを印刷できたのは間違いない。

問題は、この東京の自室に置いてある鹿児島に設置する予定のプリンタのプロパティ-だ。クラウド印刷対応のプリンタであることは何度も確認した。そして、昨日までの段階で、クラウドプリントレディ-だということも確認してある。

根掘り葉掘りはここから始まる。昨日はこのプリンタを鹿児島のアカウントと関連付けて登録した(つもりだ)し、その直後には、そのような趣旨の登録が出来た旨の表示が何処かにあった。

で、グーグルの能書きを何度読み直しても、鹿児島のPCを介さないで東京の仮想ドライブのファイルを、そのまま遠隔印刷出来ると書いてあるのは間違いない。だとすれば、仮にこのプリンタがモスクワに置いてあっても鹿児島のプリンタなのだろうか?

東京のPCが何をどのように認識しているのかが解らない。そのカギは出力先の変更ボタンにあるのは間違いないと思うので、押してみたい。以下の画面が表示される。

モザイクの部分はすべて同一で、鹿児島用の機種名だ。これをじっと見ていると、次々に疑問や感想が沸いてくる。

1. 仮にここで鹿児島のアカウントを追加して、送信先として選んだら(可能なのか?)何が起きるのだろうか?

2. 先ほどの直接印刷は、矢張り薄々感じていたように、東京のロ-カルプリンタへの出力だったのだろう

3. このまま、このプリンタを鹿児島に持っていって、極単純にポケットWIFIにつないだら、何ができるのだろう?

4. 一番手っ取り早いのは、鹿児島のスティックPCとポケットWIFIを取り外して、そのまま東京に持ってきて、本来の設定を行って、すべてが上手く設定で来たら、そのまま鹿児島にプリンタごと持って帰って設置すればよいだろう。どのみち、最終的にはそうしなければならないのだから。

なので、ここは一旦記述を中断して鹿児島に行ってくる。

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この後、鹿児島のシステム一式を東京の自室に運び込んで、プリンタ付属のCDに収納されているソフトの内容を有線でプリンタにつないでインスト-ルしたところで、ジムの露店風呂で、一歩下がって遠隔印刷全体を考えてみた。考えの手掛かりは幾つかある。

1. クロ-ムのクラウドプリントアプリを使うと、パソコンを経由しないでグーグルドライブのファイルを印刷できると書いてある。グーグルの能書きを引用すると

クラウド対応プリンタは直接インターネットに接続するものであり、パソコンの設定は不要です。Google クラウド プリントのアカウントに簡単に関連付けることができ、すぐに印刷を開始できます” となる。

2. もう一つは同じクラウド対応プリンタを複数のユ-ザ-が共有出来るとの説明だ。グ-グルの能書きでは:

"Google ドキュメントの文書を共有するのと同じくらい簡単に、自分が許可したユーザーとプリンタを共有できることを想像してみてください。Google クラウド プリントがあれば、Google アカウントからワンクリックでプリンタを安全に共有できます"

許可の部分が引っかかるが、プリンタを複数のユ-ザ-が共有出来ると言っている訳だ。

この二つの手がかりから判断できることは、ほぼ間違いなくグ-グルのクラウドプリントアプリは最低でも:

1. 出力先としてのプリンタのインタ-ネット上のIDを認識しているし、然も、それは当初に設定が(つまりプリンタとグ-グルアカウントとの組み合わせが認識された時に)行われた時に使われたグ-グルのアカウントと抱き合わせで認識していると思われる。

プリンタの初期設定では、ほとんどの場合、パソコンが使われるだろうが、一旦その設定が、つまり特定のグ-グルIDと特定のプリンタIDの組み合わせが、グ-グルのアプリで認識されれば、後はどのパソコン(スマホなど含む)を使って、世界中のどこにいても、プリンタがネットにつながってさえいれば、既に登録・認識されたアカウントの所有するクラウドファイルの印刷要求は受け入れられるのだと思う。

そして、初期設定に使われたパソコンのIDは以後、無関係になると思われる。

何故なら、クラウドファイルは、特定のグ-グルドライブにあるので、そのドライブと(グーグルアカウントを通じて)連動しているし、その特定のドライブは更に、(その後は無関係になるパソコンなどで)当初設定された内容からグ-グルが理解している特定のアカウントの組み合わせの相手方として、アプリにより認識されている特定のプリンタ(だけ)に印刷指令を送る仕組みになっていると思われるからだ。

2. 上記の理由で、鹿児島のプリンタが、仮に鹿児島になくて、あるいは(恐らく)鹿児島のPCとの”関連”を持たない(まま)で、たまたまモスクワに設置されていても、モスクワで使えるインタ-ネットにつながってさえいれば”元々鹿児島に設置する予定のプリンタであっても”、モスクワで、東京のクラウド文書を印刷出来ると保証しているのだと思う。

この結論は100%正しいかどうか、自信がないが、非常に事実に近い気がする。少なくともグーグルのクラウドプリントアプリの能書きを解釈する助けにはなるだろう。

直感的に、このまま、これ以上、一切何もしないで、今のプリンタを普通に鹿児島に設置しても、なんら問題なく東京のファイルを鹿児島で印刷出来ると思うのは、以上の理由による。

東京の仮想ドライブと鹿児島用のプリンタの組み合わせは既に東京のPCでグーグルに登録・設定済みなので、(特に追加的に、鹿児島のPCと、この同じプリンタとの組み合わせをグーグルに登録の申請が必要でなければ)このプリンタが世界中のどこに置かれていても、今後は、そのプリンタがネットにつながっている限り、東京のグ-グルドライブのファイルを印刷出来るとの確信が持てたので、とてもうれしい。。。

ただ、今一解らないのは、仮に遠隔地にこのプリンタを設置するために、電源を落として運んで行って、現地で再度電源を入れた場合、どうやってパソコンなしで、インタ-ネット環境を認識できるのだろうか?間違いなく自動認識だと思うが、最近のプリンタは、本当にそこまで賢いのだろうか?

それに、選べる接続先(ネットの)が複数あった場合、どうするのだろう?誰が接続料金を払うのだろう?

解らないことはまだあるが、以上の見解を踏まえて、再度グ-グルの設定項目を読んでみて判断したい。次の記事になる。