パエ-リャ

木製カトラリ-

ボルネオ島ドライブの記録-1 (KKからSipitangの往復)

2016-01-10 19:01:31 | Weblog

2016年1月9日のドライブの記述

グ-グルマップの見込みでは片道2時間10分位、実際には渋滞もなかったのに3時間ほどかかってしまったため、復路を別ル-トにすることは断念した。結果的には、それでも途中から道のル-トに入り込んでしまって、ナビなしの車なので、途中で時々人に尋ねたりしてKKに戻れた。

車はマレ-シア国産のプロトンのオ-トマ、1日朝8時から夕方の6時まで借りて、約3000円だが、6時を過ぎて戻ると1万5千円の罰金。外国での初運転だったが、市内のロ-タリ-を長い間観察したため、実際にはそれほど不安には思わず、他の現地ドライバ-と同じように出来たが、やはりナビなしは辛かった。

役に立ったのがスマホのグ-グルマップ、現地SIMなので、それなしにはSipitangにたどり着くことはおろか、KKに時間内に帰ってくるのも難しかったと思う。一種のカ-ナビな訳だから。

結局、何が一番問題だったかというと、矢張りロ-タリ-の存在で、最初のころ、大きな町から次の大きな町へ移動する時の表示は大きく、明確で、大きな町の名前は憶えているので、それほど不安なくロ-タリ-で出口方向を選べた。後は時々スマホで自分の現在位置を確認するくらいだった。

ところが、当初の目標は比較的小さな町である、Sipitangを通過して、T字路で左折して別のル-トでKKに戻ることだったので、シピタンの先に進んでみると、やたらと小さな局地的ロ-タリ-がドンドン出て来るのに、どれ一つ、自分が認識していた地名を含まないためスマホでの確認が追い付かなくなって、罰金を払うのも馬鹿馬鹿しいので、来た道を無難に戻ることにした。

それと、もう一つ不安になったのは幹線道路にガソリンスタンドがほとんどない事だった。KKからシピタンは約140kmなのだが、100kmほど走って漸く最初のガソリンスタンドに出くわすほどだった。そのため、そこで最初の給油をした後は、スタンドが見つかる度に必ず給油することを心掛けた。

もう一つは、給油の方法で、ウエブで調べた知識で対処したものの、幾つかの教訓も得た。基本的には毎回、満タンにしたいわけで、そうしないと次にどこで給油出来るか、判らないから土地柄みたいなので。

どうやるかというと、車を給油ポンプ塔に横付けして、給油所の受付に行って、自分が何をしたいかを伝える。その時にポンプの番号を言う。で、満タンにしたい、今、ここですぐ払うのか、それとも満タンにした後で払うのかを聞くと、(デポジットを払わないで)後で精算するから、取り敢えず入れておいで、っていうので、言われたままにする。

その時にも、一つ問題があった。給油レバ-を引いて(静電気除去は必要ないシステム)、ロックすれば自動的に給油が止まると言われていたので、そのようにしたけれど、どの時点で給油が止まったのかは、音では判断できなくて、積算メ-タの数字が流れなくなったのを見て判断した訳だが、カウンタ-に行ったら、まだ満タンにはなっていないでしょ、とか言われて係員に確認してもらったら、実際には満タンだった。

これは2回目の給油の時で、最初の時にはそのような問題はなかった。沢山入れたからだと思う。注ぎ足し給油の量が少なかったために、受付のコンピュ-タ-が不信に思ったためかもしれない。

その後、KKに戻ってもトラブルはあった。給油レバ-のロックが不安定で、結局指でトリガ-を引き続ける他、方法がなくて、結局、少しガソリンがオ-バ-フロ-してしまった。指でトリガ-を操作したままだと、自動停止にはならないと、後で、AVISの係に言われた。

ロ-タリ-自体は、特に問題はなかった。基本的には衝突しなければ良い訳で、脇道から大通りに出るときの注意をすればよいだけだ。ロ-タリ-からの出口がわからなくて、完全に反転して、元来た道に戻り、スマホや表示を見直して、再度ロ-タリ-に進入することも、何回か行った。要は、土地勘もない国の、ど田舎の道をナビなしにドライブしているわけで、仕方ないと思っている。

道路自体は、場所により片側5車線だったり、1車線だったりしたが、基本的には舗装道路なので四駆は必要なかった。このル-トの画像はあまりない。運転と方向確認に集中していたので、仕方ないが、それでも多少の画像はあるし、このル-トの問題点について、グ-グルマップも援用して、視覚的な情報を追加することにする。

具体的に何処と何処を通過したのか、どんな問題に出くわしたかとか、その辺の記述も加える。

さて、 シピタンだが、元々シピタンに行きたかった訳ではなく、その先、多分30kmほど先の大きな無名のT字路で左折して、Keningau, Tambunan, Pemapangを経由してKKに戻りたかったのを、断念した結果にしか過ぎない。以下の地図でおおよそのル-トがわかると思う。

KKからシピタンまでは片道140km程度、その先にも少し進んだので片道150km程度、往復300kmを走ったことになる。往路での問題の一つはBeaufortという街を単純に通過するハズだったのに、何故か市内に入り込んでしまって、漸く判ったのは線路と川を渡る鉄橋に乗らないと先には進めないことだった。

以下の画像がその辺の理解を助けると思う。何故か、帰りは問題なくこの街を通過できた。 この川はとても素晴らしいと思ったのを覚えている。

で、Sipitangという街そのものは素晴らしかったと思う。完全に海辺の町の輝かしさがあって、もう一度行きたいと思わせる雰囲気がある。漁師町的観光村とでも言えば、なんとなく近いかもしれない。問題は付近のロ-タリ-表示が、他の大きな町から離れているので、局地化していて、遠くから来た人にはわからないことだった。

反転して、来た道を完全に逆進するつもりが、途中で道を間違えてしまって、非常に不安に思ったが、結果的には市外への接続方法を下調べしてあったので、問題がなかった。以下の画像が、どこで道を間違えたかを示している。

この時は本当に焦った。人に尋ねようにも見当たらないし、たまに見つけて道を聞いても要領を得ない。マレ-シアでも英語がほとんど通じない場合だった。なので、コタキナバル、コタキナバルと連呼して、身振りでル-トは間違っていなくて、どの位先かはわからないけど、このまま進めばなんとかなるような感触だけでKKに戻って来た。途中で見た、多分放し飼いの水牛の画像が以下になる。サギの仲間の鳥は非常に多い。

矢張り、主要道路と市内道路の接続点を調べてあったので、市内に入る10km地点あたりからは確信が持てるようになった。(接続は別記事)以下の画像は説明なしで、そのような主要な接続点を車内から撮影したものだ。多少の渋滞があったために撮れた訳だが、それでもこの時にすでに罰金を払わないで楽勝で市内に戻れる確信があった。

 恐らくレンタカ-を受け取った場所から5km程度までしかなかったと思う。 

この後のボルネオル-ト記事は来週の火曜日以降に予定している。月曜日に別ル-トで、2度目のドライブをするためだ。この記事の8番目の画像に青矢印で記したル-トがそれになる。それ以降も、限定的ル-ト探索ドライブは頻繁に行う予定だ。

一連の記事は最終的には北ボルネオのグランドツア-の記事につながる事になる。グランドツア-は最低でも2回は行うので、関心のある人達にとっては貴重な情報源になると確信している。

また、ドライブ情報ではないが、食事、特にランチは、自分でサンドウイッチみたいのを持参したほうが望ましいと思う。理由はいくつかある。

1. マックとかKFCは大抵街中にあって、駐車場がないのでレンタカ-ツ-リストには駐車場を探すための敷居が高い。KKならともかく、知らない町の一方通行など考えるだけでも嫌になる

2. 郊外の道端にはロ-カルランチの店はあるし、駐車も出来るが、矢張り躊躇する、衛生面とかで

3. 町と町の間は何もないので、仮に万が一途中にレストランがあっても昼時とは限らない

4. 最悪の場合、水さえあれば死なないし、トイレはGSで済ませる、