12/2 ディエゴ・リベラの絵を見たくて、初めて北浦和まで出かけました。
JR北浦和駅から 徒歩 5分。 北浦和公園前
埼玉県立近代美術館の看板。
「ディエゴ・リベラの時代 メキシコの夢とともに」
北浦和公園を入ると 見事な黄葉の風景です。
埼玉県立近代美術館 外観 モダンな建物ですね。
埼玉県立近代美術館 入口にたつと 目がくらくら~。
中は、多くの人で賑わっています。
近代美術館が、地元の人に馴染んでいるような印象です。
1Fロビーには、ベストデザイングランプリの椅子が置かれていて、座れます。
グランプリは この椅子。 唇が開くと食べられちゃうよ~ !!(>д<)ノ
2F 「ディエゴ・リベラの時代」展の入口
会場には、ディエゴ・リベラの油絵を中心に、その時代のメキシコの画家の絵が多く展示されています。
メキシコといっても、パリで勉強し洗練された画家たち。
やがて、民族のアイデンティティを強調した絵が、民衆の啓蒙のために壁画として描かれるようになります。
ほとんどなじみのない画家や作品だったので、この展示を見にくる前に「ディエゴ・リベラ」や「メキシコの壁画」について調べたのが、すこしは役に立ちました。
ディエゴ・リベラは、画家としてはバイタリティーにあふれた魅力的な人でしょうが、女性にとってはどうだったのか。
何人目かの若い妻フリーダ・カーロの作品は展示されていず そちらを目当てに来た方が残念がっていました。
面白かったのは、日本の画家とのつながりです。
レオナール・フジタの作品など、絵画といえば西欧と思っていたので思いがけないことでした。
民族色を排した 現代的な作品も並んでいます。
そして最後は ディエゴ・リベラの晩年の作品、これがまた魅力的でした。
♪ = ♪ = ♪ = ♪
15時からは、関連イベント
ミュージアムカレッジ「メキシコと20世紀美術」に参加しました。
本展にちなんで、埼玉大学教養学部と埼玉県立近代美術館が共同で開催する公開講座です。
12月2日(土)「ミューラル・アートの発展:メキシコ、日本、オーストラリア」
講師 :ザラ・パップジリア (埼玉大学准教授)
15:00~16:30(14:30開場)/2階講堂/100名 (当日先着順)/費用:無料
たくさんの写真を使った日本語でのプレゼンです。
壁と言えば、ベルリンの壁や 万里の長城の壁から、室内の壁まで、空間を隔てるもの。
壁画の歴史は、ラスコー壁画から、シルクロードの壁画、ャ塔yイの壁画、
そして 西欧の教会など、写真と解説で話が繰り広げられました。。
壁画(ミュラルアート)とは、コミュニケーション。
現在では、壁に直接描くのではなく、プロジェクションマッピングが盛んにおこなわれるようになっているとのこと。
時間オーバーするほどの盛りだくさんの内容で 面白かったです。
閉館まで、館内をまわってゆっくり過ごしました。
17時、美術館を出ると 外は暗くなっています。
噴水が輝く 公園の夕暮れ
めも:2017/12/02 SW001SH で撮影
2階展示室 ディエゴ・リベラの時代 メキシコの夢とともに
メキシコの美術は革命後の1920‐30年代に独自の展開を遂げて隆盛を極め、世界の注目を集めました。その歴史を語る上で欠かせない画家が、ディエゴ・リベラ(1886-1957)です。画才に恵まれたリベラは10歳の頃から美術学校に通い始め、1907年にヨーロッパに留学すると、キュビスムなどの最先端の画風を試み、ピカソとも交流しました。
1921年に帰国すると、メキシコの社会の動きに眼を向け、公共空間に絵画を描く「メキシコ壁画運動」に積極的に携わります。また、メキシコ固有の題材を採り入れた風俗画や肖像画においても、優れた作品を数多く残しました。
メキシコ国立芸術院(INBA)との共同企画によるこの展覧会では、初期から晩年にいたるリベラの画業を油彩画、素描、版画など約30点の作品でたどります。また、リベラの師でありメキシコ近代絵画を拓いたべラスコ、同時代のメキシコの様々な美術動向、リベラと関わりのあったレオナール・フジタや北川民次ら日本人画家も紹介し、メキシコの近代美術が掲げた夢を振り返ります。
「ミューラル・アート」って何かしら? 関連項目を調べてみました。
・ メキシコ壁画運動 - Wikipedia
・ ディエゴ・リベラ - Wikipedia
ディエゴ・リベラはメキシコの画家。
キュビズムの影響を受けた作風で、多くの壁画作品で知られる。
フリーダ・カーロの夫。
・ フリーダ・カーロ - Wikipedia
・ フリーダ・カーロ ディエゴ・リベラとの関係。|アレな感じの日記。
・ 【完全解説】ディエゴ・リベラ「メキシコ壁画運動」 - 山田視覚芸術研
★ ディエゴ・リベラ の 作品
★ メキシコの歴史を知りたい! → メキシコの歴史 ・ メキシコ
ここを訪れ、遠慮がちに椅子に座ったときのことを思い出しました。懐かしい!
(このコメントは、自分用メモです)