引っ越ししたので、うたた寝三昧

2022年5月のみの利用です。(ブログ引っ越し作業のため)

4/26 憧れの鏑木清方展へ

2022年04月30日 | アートを見に行こう!
★ 東京国立近代美術館 2022.3.18 ~ 5.8

企画展 没後50年 鏑木清方展

三部作をはじめとする109件の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展



2022/4/26 行きました。ステキでした。

前々から気になっていた 鏑木清方の展覧会。
憧れの 《築地明石町》を是非見たいと思っていたのですが、桜の頃は人が多いんじゃないかとか、今日は寒い、今日は雨と、なかなかチャンスがなくて・・・。
4/26(火)夜の「ぶらぶら美術・博物館 - BS日テレ」で放送されると、一気に観客が増えるかも! というわけで、その日の午後小雨の合間を縫ってでかけました。

会場は、並ぶことなくチケットが買え、ロッカーに荷物も入れられる程度の人で、会場内は落ち着いた雰囲気。ゆっくり見ることができました。
和服の女性も数人いらして、絵の雰囲気に溶け込んでいます。 うらやまし~い。

展示の最初は、日常生活が細かく描かれたスケッチ風のイキイキとした絵です。
明治の人たちの暮らしぶり、見れば見れほど発見がありそう。
そして、お目当ての 三部作が凛と並んでいます。
やっぱり、黒い衣装に憂いを帯びながらもキリッと振り返る女性を描いた《築地明石町》、最高です。
鏑木清方は、明治時代が好きで その時代を描き続けた画家ですが、
私には、夜会巻きのこの女性は、「大正」を具現しているように見えます。

鏑木清方は、歌舞伎や小説に造詣が深く、絵には多くの意味が込められているそうです。
樋口一葉の『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』、泉鏡花の作品、歌舞伎などをもっと知れば、絵の世界が広がることでしょう!

その夜見たTV「ぶらぶら美術・博物館 - BS日テレ」に登場された学芸員さんは、それは楽しそうに作品について語るのですが、とても語り尽くせないようでした。
録画をじっくり見直して、もう一度会場へ行きたいです!

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

2019年11月17日 行きました!

★ 東京国立近代美術館 11月1日 ~12月15日
 鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開
 東京神田に生まれ、挿絵画家として画業をスタートさせた鏑木清方(1878-1972)は、美人画で上村松園と並び称された日本画家です。
今年、当館では、清方の代表作として知られながら、1975(昭和50)年以来所在不明であった《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》の3点を新しく収蔵しました。
これを記念し、三部作のお披露目と、所蔵の清方作品をあわせた特別展示をおこないます。
小規模ですが、重要文化財《三遊亭円朝像》や12幅対の《明治風俗十二ヶ月》など、粒よりの名作が並ぶ贅沢な展示です。

美しく情緒豊かな女性たち。 さり気なく書かれた江戸~明治時代の風物や暮らし。
美しい絵は、何度見ても見飽きない。ステキな展覧会でした。


 → 鏑木清方の本

   

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

じつは、以前(2017年) 鎌倉の 鎌倉市鏑木清方記念美術館 に 友人と行ったのですが・・・。
 ⇒ Myブログ:6/6 友人と鎌倉プチ旅行

 

もう一度行きたいと思ううちに、コロナ禍になって、残念。

参考
・ 「ぶらぶら美術・博物館 - BS日テレ」2022年04月26日 放送
  #405 東京国立近代美術館「没後50年 鏑木清方展」
   〜幻の最高傑作が揃い踏み!“美人画”に込められた温かいまなざし〜

・ 樋口一葉 - Wikipedia 1872年5月2日(明治5年3月25日)- 1896年(明治29年)11月23日

・ 泉鏡花 - Wikipedia 1873年(明治6年)11月4日 - 1939年(昭和14年)9月7日

・ 鏑木清方 - Wikipedia 1878年(明治11年)8月31日 - 1972年(昭和47年)3月2日
 

三菱一号館美術館「上野リチ展」へ 

2022年04月30日 | アートを見に行こう!
★ 三菱一号館美術館 2022年2月18日(金)~ 5月15日(日)

 【公式】上野リチ展:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー

2022/04/28 行きました。


三菱一号館美術館に着きました。


カワイイ 「上野リチ展」


中は混んでるかしら?
チケットを買うのに 入場制限で 少し待たされました。
(中は、撮影できません。)

場所によっては意外と混んでいて、なんだかねぇ~って感じ。
そういうところは、スルーして スッキリしているところから 見ていきます。

カラフルなデザイン画がたくさんあって見応えがあります。
デザイン画から作られたものも展示してあります。
テキスタイルの布地。 おしゃれな小箱やカップ、バッグなど。
ほっそりして色がきれいなワイングラスが、ステキでした。

リチさんの妹さんの作品がよかった。
あと、いいなと思った絵が全部 リチさん以外の人だったので、ちょっとガックリ。

色見本のような作品もあったりして、デザインを学ぶ人にはとても参考になりそう。
色も形もバランスも、いくら学んでも尽きることがない~。 

窓に面した通路で、建物外壁を パ・チ・リ


撮影コーナー で パ・チ・リ


グッズ売り場には可愛い物がいっぱい! 欲しかったけれど混んでいたのでさっと眺めて スルー。 

外は、気持ちが良いです。 中庭が素晴らしい。 マロニエが咲いていましたよ!



めも:2022/04/28 SW001SH で撮影


参考
・ Wikipedia 上野リチ・リックス1893年6月1日 - 1967年 
ウィーンに生まれ、ウィーン工房の一員としてテキスタイル・陶器・ガラス・七宝図案など幅広いジャンルで活躍。
そのプリント図案は「リックス文様」とも呼ばれ高い評価を得た。
1925年、日本人建築家・上野伊三郎との結婚を機に京都へ移住。
戦後は京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で教鞭をとったほか、インターナショナルデザイン研究所を設立して後進の育成にも尽力した。 
 
参考
・ 100年前に来日した女性デザイナーのファンタジーな世界 2022/03/19 ~ 千代田区観光協会
 

※※田中一村展2021年と10年前の思い出

2021年02月10日 | アートを見に行こう!
2021年2月9日 「ぶらぶら美術・博物館」! で、千葉市美術館の「田中一村展」の番組を見ました。

alien 番組では、八歳で描いた絵など早熟の天才ぶりからスタートして、色紙に描かれた数多くの作品などが紹介されます。
野鳥や風景など、個性的な日本画では、色使いや構図などデザイン感覚が特にすぐれているなぁと見入ってしまいました。
初入選した「白い花」は、とても好きな絵です。
一村は、その後、奄美大島に渡り、仕事と画業を計画的に進めて行きますが、念願の個展を開くことなく病死、残念だったでしょう。
代表作「アダンの海辺」は、見飽きることのないすばらしい作品です。

じつは、約10年前 2010年9月26日(日)に、同じ千葉市美術館の「田中一村展」に行きました。
個性的な絵にすっかり魅了され、今も部屋にグッズコーナーで買ったマグネットとチケット半券が飾られています。
懐かしい!




 千葉市美術館 開館15周年記念 特別展 「田中一村 新たなる全貌」
 会期 2010年8月21日(土)~9月26日(日)

詳細は、こちらを見てね。 ⇒ Myブログ:「田村一村展へ:2010年9月」

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ぶらぶら美術・博物館」|BS日テレ 2021年2月9日 放送
#369 今知っておきたい! 昭和の若冲「田中一村」展
~神童・天才画家が奄美に魅せられ大作を生むまでの軌跡~
今、注目の日本画家・田中一村、その画業を追う
今夜は、番組初訪・千葉市美術館。歴史的建造物が「鞘堂方式」で保存された素敵なホールを見学。
そして、いまこそ知りたい「田中一村」展へ。この館の名画コレクションで移り変わる全画業がわかります。晩年たどりついた新境地・大作は必見です!

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田中一村展 ― 千葉市美術館収蔵全作品

千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念
/千葉市制100周年記念/川村コレクション受贈記念
2021年1月5日[火]~ 2月28日[日]

田中一村
1977年9月、奄美大島の陋屋で、看取る人もなく、ひっそりと世を去った日本画家・田中一村。ところが、歿後数年にして爆発的な人気を得て、田中一村記念美術館が設立されるに至る。神童、天才画家といわれたものの、画壇に容れられずに孤立、50歳で奄美に渡り、極貧に耐えながら亜熱帯の動植物を描き続け、澄明な画境に達する




※※大英博物館、北斎の幻の挿絵をオンライン公開

2020年10月26日 | アートを見に行こう!
美術館に行くのもままならないこの頃、新しい試みが行われています。

大英博物館では、葛飾北斎の絵画103点が、オンラインで鑑賞できる!

さっそく、見に行きましょう。 イギリスに行かなくても、OK (*^_^*)♪

今回見ることができるのは、葛飾北斎の『万物絵本大全図』です。

 Collection search ”万物絵本大全図” – British Museum

イギリスの大英博物館が、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)の行方知れずとなっていた作品が発見され、大英博物館がそれらを入手したと発表しました。

今回、大英博物館が収蔵品に加えたのが、「万物絵本大全図(ばんぶつえほんたいぜんず) 」という、103作品からなる挿絵本。1829年に北斎によって描かれた作品です。

大英博物館 オンライン → British Museum, London, イギリス — Google Arts & Culture

参考
・ 葛飾北斎の行方知れずだった作品103点を大英博物館が入手!オンラインで無料公開中
・ 2020.9.8 大英博物館、北斎の幻の挿絵103点を購入。オンラインで公開中

葛飾北斎が1829年に描いた103点の未発表のドローイングが、大英博物館によって購入された。『万物絵本大全図』という本の挿絵として制作されたこれらの作品は現在、同館のオンライン・コレクションで公開されており、今後は博物館での展示も予定されている。




※※幻の我谷盆、作家とアトリエ

2020年07月15日 | アートを見に行こう!
2020/07/15 追記

我谷盆ルネッサンス 個展 森口信一

2020年7月23日(木・祝) ~ 8月5日(水) 11~19時

SAKE SHOP 福光屋 丸の内店(国際ビル1F)





新型コロナウイルス感染症対策で、2020年5月の予定が延期されていましたが、7/23より 開催されることになりました。
森口信一作の我谷盆が展示・販売されます。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

2019/09/01 追記
我谷盆の工房(アトリエ)が、『ャcンと一軒家|朝日放送テレビ』 で紹介されました。
2019年9月1日
<関西地区>9月8日(日) 午後3時25分~
<広島地区>9月7日(土) 午後3時~

Twitter ャcンと一軒家 ・ #ャcンと一軒家 hashtag on Twitter

一軒家は、我谷盆の工房(アトリエ)です。
幻の我谷盆に魅せられた工訣?ニが、廃村の空き家を工房にし 我谷盆を伝承しています。
栗の木を切り出して 1つ1つ手作りで作られる我谷盆。
素朴な中にも リズミカルで力強いノミの彫り跡が魅力的です。

    ♪ = ♪ = ♪ = ♪

2016/11/11 追記
幻の 我谷盆(わがたぼん) が 美の壺で紹介されました。

私のうちにも2点ほど 我谷盆があります。
大事にしまっていましたが、TVを見ると 使いこんだ味わいが何とも言えないということ。
さっそく、テーブルに置いて 毎日使うことにしました。
見た目は素朴でごつい感じですが、とても軽いのにびっくり!
持ちやすいので、お盆として使うのにとってもいい塩梅なの。
これから使い込んで 木の肌のつやや色合いなどの変化を楽しみたいです。


 11/11(金)19:30~ NHK BS美の壺:「ぬくもりの木の器」
暮らしに寄り添い、ぬくもりを与えてくれる「木の器」。
これまでにない魅力をまとった器が続々登場!
 ▽ 木目どころか、シミや虫食いまでもがデザインに!?
 ▽ 人間国宝をも魅了した“幻の盆”とは!?
 ▽ まるで金属のように見える漆器、仕上げに使う意外な食材とは!?
花を生けたり、料理を盛ったり、どう使うかで全く違う景色を見せてくれる木の器。その魅力に迫る。

 → 我谷盆に魅せられて 森口 信一
 我谷盆(わがたぼん)とは
 石川県、江沼郡、菅谷と九谷の中間(現 加賀市)で、山中温泉よりの谷あいにある我谷村(わがたにむら)で、江戸時代初期来、生活具として作られた木地盆である。
 材はこの村に多くとれた栗を用いており、丸太を割って板にするという素朴な製法により、同寸法の盆は二つとないと言われている。
 この盆の特色は一枚板からノミで縁まわりをくり出し、見込みには丸ノミの平行線を鮮明に刻みつけているところにある。これが素朴であるが実に美しい装飾となっている。
 しかし、我谷村(わがたにむら)は昭和三十三年ダム建設のため水没したことは惜しまれる。
    著者 瀬良陽介 「盆百選」(平安堂書店)より抜粋 

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

2006/1/6 記

お勧めのアート展です!(2006/1/5)

 =@我谷盆(わがたぼん)に魅せられて =@  森口 信一

  2006年新春  京都・東京の裏千家会場にて 開催

  
(お盆の上の茶器等は他の作家の作品です)

京都 1月 8日(日)~13日(金)10:00~17:00
  京都 淡交社1F ギャラリー tel 075(432)5151
  京都裏千家:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」下車

東京 1月17日(火)~20日(金)
  淡交社 東京支社 tel 03(5269)7941
  裏千家東京道場:都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅」下車

我谷盆(わがたぼん)
 江戸時代初期より、石川県我谷村(昭和33年ダム建設により水没)で作られた まぼろしの木地盆。 
 クリの木地をシンプルに削ぎ出した枯れた素材の味があるもので、二つと同じものはできない。

森口信一
  京都の大原野にアトリエを構える木彫作家(木工家)
  まぼろしの我谷盆について研究  

 → 我谷盆に魅せられて 森口 信一