2022/4/26 行きました。ステキでした。
前々から気になっていた 鏑木清方の展覧会。
憧れの 《築地明石町》を是非見たいと思っていたのですが、桜の頃は人が多いんじゃないかとか、今日は寒い、今日は雨と、なかなかチャンスがなくて・・・。
4/26(火)夜の「ぶらぶら美術・博物館 - BS日テレ」で放送されると、一気に観客が増えるかも! というわけで、その日の午後小雨の合間を縫ってでかけました。
会場は、並ぶことなくチケットが買え、ロッカーに荷物も入れられる程度の人で、会場内は落ち着いた雰囲気。ゆっくり見ることができました。
和服の女性も数人いらして、絵の雰囲気に溶け込んでいます。 うらやまし~い。
展示の最初は、日常生活が細かく描かれたスケッチ風のイキイキとした絵です。
明治の人たちの暮らしぶり、見れば見れほど発見がありそう。
そして、お目当ての 三部作が凛と並んでいます。
やっぱり、黒い衣装に憂いを帯びながらもキリッと振り返る女性を描いた《築地明石町》、最高です。
鏑木清方は、明治時代が好きで その時代を描き続けた画家ですが、
私には、夜会巻きのこの女性は、「大正」を具現しているように見えます。
鏑木清方は、歌舞伎や小説に造詣が深く、絵には多くの意味が込められているそうです。
樋口一葉の『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』、泉鏡花の作品、歌舞伎などをもっと知れば、絵の世界が広がることでしょう!
その夜見たTV「ぶらぶら美術・博物館 - BS日テレ」に登場された学芸員さんは、それは楽しそうに作品について語るのですが、とても語り尽くせないようでした。
録画をじっくり見直して、もう一度会場へ行きたいです!
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2019年11月17日 行きました!
★ 東京国立近代美術館 11月1日 ~12月15日
鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開
東京神田に生まれ、挿絵画家として画業をスタートさせた鏑木清方(1878-1972)は、美人画で上村松園と並び称された日本画家です。
今年、当館では、清方の代表作として知られながら、1975(昭和50)年以来所在不明であった《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》の3点を新しく収蔵しました。
これを記念し、三部作のお披露目と、所蔵の清方作品をあわせた特別展示をおこないます。
小規模ですが、重要文化財《三遊亭円朝像》や12幅対の《明治風俗十二ヶ月》など、粒よりの名作が並ぶ贅沢な展示です。
美しく情緒豊かな女性たち。 さり気なく書かれた江戸~明治時代の風物や暮らし。
美しい絵は、何度見ても見飽きない。ステキな展覧会でした。
→ 鏑木清方の本
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じつは、以前(2017年) 鎌倉の 鎌倉市鏑木清方記念美術館 に 友人と行ったのですが・・・。
⇒ Myブログ:6/6 友人と鎌倉プチ旅行
もう一度行きたいと思ううちに、コロナ禍になって、残念。
参考
・ 「ぶらぶら美術・博物館 - BS日テレ」2022年04月26日 放送
#405 東京国立近代美術館「没後50年 鏑木清方展」
〜幻の最高傑作が揃い踏み!“美人画”に込められた温かいまなざし〜
・ 樋口一葉 - Wikipedia 1872年5月2日(明治5年3月25日)- 1896年(明治29年)11月23日
・ 泉鏡花 - Wikipedia 1873年(明治6年)11月4日 - 1939年(昭和14年)9月7日
・ 鏑木清方 - Wikipedia 1878年(明治11年)8月31日 - 1972年(昭和47年)3月2日