ネパールの少年

かつて、一時インドで話題になった“バグワン・シュリ・ラジニーシ”や、日本のメディアがこぞって取り上げて有名になった“サイババ”に続いて？・・・17歳の少年が・・・？？知らなかったんだけど、昨年？一昨年？？ネパールやインドのヒンズー界ではでは、飲まず食わずで瞑想する“仏陀の化身”だと大きな話題になり、多くの巡礼者を集めたんだとか。
少年の名は・・・ラム・バハダール・バムジョン・・・なんでも、15歳の時から水や食べ物を断って長期間の瞑想をするようになったらしいけど、育ちざかりのそんな年齢で身体が必要とするエネルギー摂取を一切断つなんて・・・脳にも精神的にも筋肉的にも細胞的にも血液的にも・・・成長を著しく抑制してしまうんじゃないのかなぁ？←西洋医学的発想

昨年末、9ヶ月ぶりにネパール東部に再び姿を現して瞑想を続けていたそうだけど・・・
って事はやっぱり1年以上前の16歳未満の時かな？「仏陀の生まれ変わり」として有名になると巡礼者が訪れて手を合わせたり、多くの人が見物に押し掛けたりして、見物料も取っていたそうで・・・。少年にしてみたら迷惑以外の何物でもないかもしれないけど、1年前に騒がしくなりすぎた事を理由に、それまで瞑想していた場所から突然姿を消したんだとか。

記事によると後援会なるモノがあるそうで・・・客寄せパンダか金儲けか・・・敬虔な仏教徒の顔をした大人に利用された無垢な少年？そうも思えるけど・・・。この3月に師匠に“他の場所で瞑想する”と言い残してまたどこかへ行ってしまったんだって。

哲学や宗教と言うか、ニューサイエンスの世界では今、新しい“カリスマ”スターを待ち望んでいるのかもしれないねぇ。ヒンズー界にとっては、ラム・バハダール・バムジョン少年がそのカリスマだったのでは？？もしかするとイスラム世界に対抗する意味があったりして。
インド＆ネパール＆チベットあたりだと・・・ブッダの影響って色濃くあるんだろうし。

でも・・・バグワンみたいに一歩間違うと“オウム真理教”みたいになっちゃう危険も孕んでいるんだよね～おそらくバグワンは最初は哲学者としてはそこそこだったんじゃないかとも思うけど・・・権力/指導力を手にした瞬間に腐ったんだろうね。米国に今でもバグワンの遺志を継いだ集団があったと思うけど、オウムみたいに叩かれまくってたしぃ～
サイババは・・・貧困層を対象にした病院や施設を、儲けた金で作ったとか・・・聞いたような気がするけど、ホントのところはどうなんでしょ？まぁイスラムもキリストもユダヤも・・・大差がないけどね～。自分に都合がいい解釈って感じしかしないもんねぇ。

検索でわかったけど・・・ネパール少年の経済効果は大きいらしい。
仏陀のように足を組んで目を瞑り、白い法衣を身に纏うその姿を見た人が“彼こそが仏陀の化身”と言った事から口コミで拡がったらしく、ネパールやインドから10万人もの人がネパール少年を“一目見よう/確かめよう”として殺到したんだとか。
飲食・宿・お土産屋・・・そんな店がたくさん出来たんだろうね～。

ネパールでは“他人の瞑想を邪魔してはいけない”決まりで、ネパール少年の半径50Ｍ以内に近づかない事になっていたそうなんだけど、それってまるで・・・動物園（爆）
円陣を囲むように遠巻きでそんなに人がいたら・・・50Ｍ離れているとしても、気が散って瞑想なんて普通はしてはいられないだろうね～。その場で何時間も少年を見続ける人もいたのだろうか？見物料を取るくらいだから“１時間何円”って感じだよね。←儲かるわけだ

科学全盛の時代だからじゃないだろうけど、本当に飲まず食わずでいられるのか？夜も瞑想しているのか？そんな疑問をぶつける人も相当いるらしい。←まぁ当然だよね
科学的には一週間程度なら食べ物を摂らずに生存する事は可能ではある。けどそれは、体内にある脂肪やたんぱく質を消費するからであって・・・水が無いと三日か四日程度・・・
見物に訪れる人の中にも証拠を求める人が増えているみたいだけど、24時間監視体制にしたら・・・はっきりするんじゃないの？50Ｍ離れた場所で（爆）

ネパール王立科学技術学院の研究者らが詳しく調査するらしけどさ。

映画“十戒”の中でも、昨今のTVドラマでも“証拠は？”っと開き直って詰め寄るシーンはあるけれど・・・それってたいていは“悪の側”の人間だよね。目に見えるもの、耳で聞こえるモノ、手で触れられるもの・・・そうした人の5感で、自分で認識できないモノ以外は信じないし認めない。ある意味では強引な主張にも思えるけど・・・

もしもネパール少年がそんな外野の声にウンザリして身を隠しているなら・・・
もしかして・・・もしかすると・・・もしかするかもしれない。かも・・・（笑）