When I Dream

~気侭な戯言日記~

清水玲子:秘密3

2007-03-10 22:22:22 | 書籍/コミック/アニメ
涙なくしては語れない金欠はなはだしいlevieですが、フラリと立ち寄った書店のコミックコーナーで・・・平積みされた清水玲子女史の“秘密”最新刊を発見してしまった!!
喜んで迷わずに手にしてすぐ、黒いゴルチエのお財布事情を考えると困惑モードになったものの・・・現物を見ておきながら買わずに帰れるはずがなく(苦笑)100円の珈琲を飲みながら早く読みたい衝動を抑え、電車に乗って自宅に帰り、ヤカンでお湯を沸かしてインスタント珈琲を入れて自室に上がり、久しぶりにブレンダ・ラッセルのCDをかけ・・・
リラックス準備を万端にしてから読んだのであります(苦笑)

100円の珈琲くらいケチるなよ、そんなに貧しいのか?何やっとんのじゃ?
~なんて思われちゃいますな(苦笑)コミックが税抜き733円だから~もぅ~予定外の出費なわけさ~1日当たり・・・って考えているくらいだから。全てのズレは2/15だ・・・

ってわけで・・・首を長くして待ってたからな~この漫画です(笑)
清水玲子さんは漫画界では近未来モノの巨匠のお一人で、ヒューマノイド型アンドロイドのジャックとエレナを主人公にした“竜の眠る星”が大好きなlevieです。
本作は近未来の日本が舞台の科学捜査マンガで・・・海外ドラマの“BONES”とか“CSI:科学捜査班”に近いプロファイルモノの趣かなぁ。ちょっと質が違うかな??あっ、吉田秋生女史の“イブの眠り”に近いモノもあるかな。背景が全然違うけどね。

科学警察研究所第九研究室・・・室長“薪”・・・若くてクールでクレバーでシビアな主人公、その部下の一人である“青木”とは凸凹ながらもいいコンビ・・・に見える(笑)
そこは・・・残忍な事件に巻き込まれて亡くなった人の脳をMRIスキャンして・・・その人の記憶を映像化し、それを分析して犯人を絞り込んで逮捕・事件を解決する・・・セクション。
そうだな~犯罪心理サスペンスタッチもあるかな。そんな感じだからエグイ描写もあるけれど、少女漫画雑誌“メロディ”でここまで描けるのも凄い事かもしれないなぁ。

3巻目の本作は・・・1巻2巻と同様にとっても読みごたえあり!
濃い、濃いな~、そして重い。“のだめカンタービレ”は30分程度で一気に読み終えるけど“秘密”の3巻は1時間たっぷりかけて読み終わった~~決して難しい内容じゃないんだけどね・・・ページを捲るペースが“のだめ”と“秘密”では全然違うんだよね~
警察・犯人・脳の記憶映像・・・その登場人物の心理描写と映画のように変わるシーンをしっかりと記憶して理解しながら読むと・・・時間がかかっちゃうのだ。

人間味がちょっと薄い“薪”室長ですが・・・部下達とのやり取りは読み手にはコメディタッチ(笑)部下の青木だけにはちょっと違うカラーを見せはじめている“薪”がこれからどうなってゆくのか・・・壊れてゆくのか、それとも・・・それもこのマンガのテーマかな?

既に1巻2巻の内容を部分的にしか覚えていないので(自滅)今晩読もうかな・・・
マンガ喫茶に行ったら・・・白泉社の清水玲子“秘密”1~3巻を是非!お試しあれ!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 嘘っぽい・・・「管理された... | トップ | ネパールの少年 »

コメントを投稿