先日、2人の幼い子供さんが殺害されましたね。
私は気持ち的に苦しくなる方なので、普段はこの手のニュースはあまり詳しく見ないようにしています。
ですが、たまたま「日本語教育」専門(今は英会話教室をしてらっしゃる方)のブログと「精神的な観点」から見てらっしゃる方のブログを見て、かんがえさせられました。
①「日本語教育」の観点から見られれば、中国人の容疑者の方が日本語が出来ず、友達も出来なかったことがストレスになったのではないかと言うことです。
確かにうちの町にも、中国残留孤児時の子孫の方を受け入れて、職場とアパートを提供していたのですが、孤独だったようで仲間のいる都市部に引っ越して行きました。
日本語が話せないと言う事も問題の一つですが、ある方は「生活習慣」の違いにも触れていました。隣に中国人が引っ越してきたので、親切にコミュニケーションを取ろうとしたら「覗き」と間違えられたり、窓から生ごみや粗大ごみを捨てたり、宅配牛乳を飲んだり・・・といろいろ大変で、結局その日本人の方が引っ越して行かれたそうです。そのような方ばかりではないとは思いますが。
②「精神科的な観点」から見てみると、ニュースの中に必ずと言っていいほど「この容疑者は○ヶ月前から精神科に通っていました」と言うフレーズがあると言うことです。
「それがどうした?」と思うのです。健康な人の犯罪率がはるかに多いのですが、そう言われるとまるで精神科に通っている人が「危ない人」みたいに思われかねないからです。この言葉を別の言葉に置き換えてみると、かなりの偏見がある事に気付きます。
「この容疑者は○ヶ月前から歯医者に通っていました」・・・・?ねっ?笑えるでしょう??
まるで犯罪と、精神的病気に因果関係があるようなニュアンスです。本当に因果関係があるとすれば、それは法廷で判断されるべき事柄であって容疑者の段階でコメントすべき事ではないと思います。
日本に来ている外国人が増えている今、日本語教育の問題は重要な問題になりそうな気がします。
また、これだけ精神的な病気の人が増えている状況下、もっとマスコミを始めとして、正しい理解と報道を必要としていると思います。
子供さん達については、あまりに可愛そうなので、コメントを控えさせていただきますね。