着付けの気づき

着付けの個人教室を行っている先生が、着付や着物に対するこだわりの思いを中心に語ります。

前撮り、サクラサク

2022-04-25 14:07:50 | 花嫁着付け
先日、私の次男とお嫁さんが結婚式前の和装の前撮りをしました。
 
お嬢さまがいらっしゃる方の中には、着物の着せ付けを習い始めた理由が
「娘の成人式に自分で晴れ着を着せたいと思ったから」
という方が少なからずいらっしゃいます。 
 
私には娘が居らず、二人の子供は息子です。
成人式のとき、上の息子は以前大学入学式参列の際購入したスーツで出席すると言い、下の息子は留学中でそもそも成人式にすら参加しませんでした。
私は成人式というと、十数年、沢山のお客様をお着付けしましたが、専らお他人様ばかりを担当してきました。
 
私自身は着物を着るのも着せるのも楽しくて(仕事となれば時にはしんどいことも沢山ありましたが…笑)この仕事を続けてきました。
ただ花嫁着付けを習ってからは、自分の息子が結婚するようなことがあれば息子とお嫁さんに私が着物を着せたいと密かに思うようになりました。

そして息子の結婚が決まったときに、その気持ちを息子とお嬢さまに伝えたところ、快くOKの返事がもらえました。とは言え、事情があって婚礼の着付けの仕事は数ヶ月していませんでしたので、萎えた腕を取り戻すために自宅にある和装ボディと向き合い人知れず猛特訓して当日に臨みました。
 
桜が満開の過日、とうとうその夢が叶いました。
身内の晴れの日に自分自身が携われることは、思った以上に嬉しいものだと今回改めて思いました。
お店の皆さまにも大変お世話になりました。
有難うございました。
お陰で良いお写真が撮れました。
これからも技術の向上を目指して精進してまいります。

川口着付個人教室
 http://www.wbcs.nir.jp/~yoko

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