たまたま重なってしまった。
J36とJ37の2台が現在展示されているのだが、
この光景はなかなかお目にかかれない。
ヶ月に1台くらいは
20代の若者に 売れているので
当店では 売れ筋
と言ってよい。
彼らはコラムシフトのマニュアルを
知らない世代だ。
この30系ジープは
昭和61年を最後に
生産は
もともと20年を超えるジープのオーナー達は
錆や腐れとの
“終わりのない戦い”に疲れ果てて
さじを投げるものだから
メカ的には何の問題もないのに
実動車の台数は歳を追うごとに
ここに来て
一気に台数の減少が加速している。
事実、当店にある1台のJ37も
再生をあきらめた
全てのネジの頭の「六角」が
その姿をなしていないのだから
緩めようがない。
こうして鉄は
一番安定した状態の酸化鉄になって
土に帰っていく
これがまた
鉄の良さなのだ