前だけで
とにかく散歩ができるようにと
作り上げてきたマシンなのだから
メンテナンスのことなど眼中にはなかった。
毎日使うとなると
耐久性が相当に求められることは
後から気が付いた。
だからCRCの給油は毎日、
その他メンテナンスは月に1度は必要だ。
何人かの知人から販売を持ちかけられても
できなかった理由がそこにある。
しかし、このデザインには自信があるし
我ながらカッコいいと思う
それまでに持っていた障害犬の悲壮感を払拭するために
形とのコンセプトを「スポーティー&ビビッド」に置いて
3年前に完成させたもので
ほぼ思い通りの仕上がりになったし、
ぺぺの補助機能は完璧にこなしている。
商売が商売なので
設備と道具はこの程度の製作には何の不足もないから
メンテナンスも苦痛どころか
むしろ楽しんでやっている
昨日はタイヤ交換をしたが
ベースが子供用三輪車 なのでベアリングではなく
「平軸受け」だから給油が必要で、
たまに外してフラッシングもしないと
回転部分の磨耗が速い。
タイヤは半年にミリ減るから
周りにはゴムを貼り付けてあるのだが
その接着剤の乾燥を確実にするため
2セットを交互に使う。
こうして外したタイヤに新しいゴムを貼り付けて
充分に乾燥させておくのだから
このタイヤの次の登場はたぶん来年早々の
の頃であろう。
サドル下部のバネの破損や
車輪シャフトの破断などという
基本的構造に関する修理であっても
翌日の朝までには
直さなければならないのだから
人間の一般顧客にはあり得ない強行日程を強いられる。
今回も言うなれば
“任意ユーザー車検 ”を1日で終えて
明朝の散歩の準備はすでに整った
過去のマシン
H12年秋ヘルニア発症、すぐに上部にスポンジを貼った台に
4個のキャスターを付けた1号機を作成したが
とても使い物にならず破棄。
記録すらない。
ホームセンターの農作業台をヒントに
H13年春に完成したのがこの2号機だ。
(H13年春~H15年春)
約2年間、活躍してくれたが重量が約3.5キロもあった。
H15年春、現在のモデル(4号機)のベースになった3号機完成。
知人から孫にともらった三輪車がヒントになったが
現行モデルの骨格はすでに出来上がっている。
(H15年春~H15年冬)
イエローボディだった。
そして現在の4号機はH15年冬に完成、
現在に至る。