
夏にどうしても食べたくなるものに「おしるこ」
冬になると「トウモロコシ」があります。
逆なのでは?と思われますが
夏に大好物のトウモロコシは食べられるのに
おしるこはお餅がなくて食べられないから
つまりは“ないものねだり”なのです。

何でも1年中食べられる昨今でも
不思議とこの思いが変わることはありません。
板金工場の経営不振で4年前に私と同い年なのに
自ら命を絶ってしまったTさんの奥様から例年の如くいただきました。

それ用の段ボールで梱包されている立派な商品の1箱ですが、「柏原のモロコシ」は
長野市の北、20㌔ほどの黒姫高原一帯で作られているブランド品で
夏の時期、通称「長野県の海」と呼ばれている上越方面に
海水浴に行った帰りのR18沿いの売店の定番商品なのです。
この下道を利用することはあまりないのですが
それどころか子供が大きくなってからは
そもそも海水浴に行くことさえなくなりましたが
県境近くの野尻湖付近の国道を疲れ果てて走っていると
車窓から流れ込む「焼きモロコシ」の匂いは
この時期の風物詩と言っても良く
これを食べずに夏を終わらせるわけにいかないとさえ思ったものです。

家庭で食す時は面倒なので、焼かずに蒸かしたり
最近ではレンジでチンの手抜きもありですが
いただいた一昨日には1日で2本半も平らげてしまい
このところようやく出回り出した枝豆もそうですが
いくら冷凍技術が進んだとは言え
やはり季節の露地モノは一味も二味も違いますねぇ。