夏と言えば花火、とTVなどで取り上げるのは
例年、なぜか“純国産”線香花火が多いと思うのですが
消費者が買わないから廃れたものを今さら、と
思わないわけではありません。
線香花火には、線香という名前から来る以外に
どこか日本的、仏教的な雰囲気を感じますが
面白くて楽しいか、と言うと、誰もがそれほどでも、と思っている証拠に
セットものや数多く買って楽しむ場合に最後に残るのは
大抵は線香花火であることからも分かります。
まるで「これで終わりなのか」と
寂しさをあえて演出する〆のような存在にさえ感じますが
中国製はそのまま捨てられることも少なくありません。
特に子供たちや男性の若者にその傾向が顕著なのは
花火に求める“笑いを伴う少しばかりの怖さ”や“華”がないからでしょう。
ところで、厳密には花火と言えばおもちゃ花火
一方、各地で開催される花火大会で打ち上げられる花火は
「煙火」と呼ばれるはずですが、ごちゃ混ぜに使われていて
この煙火大会の新聞写真などは明らかに合成写真です。
あれほどの数多くの大輪が
あれほど1度に開いているはずはないのですから。
プロの写真家の話では、花火にしろ煙火にしろ
写真撮影はかなり難しいと聞いたことがあります。
(以上、前置き)
今回の“不正改造”は左上のパトカーです。
(完成予想図)…安定性を増すためタイヤをはみ出させています。
もとは止まったままで回転灯だけクルクル回るつまらない花火ですが
タイヤも付いていて、走る作りにはなっています。
ロケット花火の「 Zミサイル」は73円と少し高いですが
かなりの推進力がある「ピー!パン!」タイプで
これをパトカーのリアをくり抜いて差込んで接着
あとは回転灯の導火線と束ねるだけで完成です。
* 束ねなくても、まず先に回転灯に
続けてZミサイルに点火しても同じ現象になります。
* このままだとあまりにスピードが速く
横転することが多いですがそれはそれででおもしろいです。
これを防ぐには心棒を針金などで長くして
タイヤをはみ出させるとOKです。
現象
回転灯が回り、違反車を発見した時の如く
「ピー!」と音を出してかなりの勢いで走り出します。
「パン!」と爆発してボディは破壊されます。
注意
回転灯の反動でパトカーの向きが変わりますので
最後に正面が向いた方向からは逃げてください。
特にお子さんには厳重注意です。
基本的に、安全性は全く考えていませんし
法律や条例に抵触することもあるかもしれませんので
まねをなさる方は自らの責任でおやりください。
責任の取れない方は決してなさらないようお願いします