保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

“裁縫”を嗜む強み

2013年11月06日 | 日々の暮らし

スポーツショップの店頭で研究する限り
サッカーやバスケットの競技用は「ハーフパンツ」で色や柄の種類も豊富なのに
バレーボール用は「ショートパンツ」、それも色は黒中心なので
パンツ単体ではちっとも面白くありません。

私の場合、所詮、体力作りと楽しみでやっているソフトバレーであって
下手クソなのに格好ばかりそれっぽくするのはいかにも気恥ずかしく
それでなくてもこの歳になって今さら3分丈の“短パン”など履く気はさらさらなく
“トレパン”のハーフ丈、いわゆる「ハーフパンツ」を愛用しています。

それも、安くても3000円はする新品より安い中古を数多く持つ方が
おしゃれ面でも楽しめるのでもっぱらそうしているのですが
ヤフオクにしても、よく物色しに立ち寄っているリサイクルショップでも
綿混ではないポリエステル素材のハーフパンツとなると数が少なく
その上、あっても学生さんがよく着ている“直線ライン入り”ものか
ブランド名のワンポイントが入ったものしか見つかりません。

実際、この半年間に買い集めて着用している中古3枚もこのタイプです。

そこで例え1枚でも構わないので、見た目もう少し格好良いものを
根気よくヤフオクで探していたところ、USAで仕入れたとされるナイキの1枚を目にし
即決価格は送料を含めると1000円ちょっと、とやや高めですが
すっかり一目ぼれしてしまったのでした。

     
(前)              (後)

多分、これもバスケ用なのでしょう。

ただし、サイズがUSA表記のS、記載されている採寸による実寸では
ウェスト・総丈・股下・ヒップ回りは日本のLサイズに近くてまあよいのですが
「裾幅」だけが手持ちのものより7~8cmも大きく、今一つ履いた感じが掴めません。

例えば女性のスカートだとしたら、シルエット的にストレートなタイトスカートと
裾が広がったフレアスカートでは全然、別の雰囲気になってしまうのです。

気付かず買ってしまう場合は別にして、試着しないで決断しなければならない
ネット購入の場合、多くの方はこれで諦めてしまうかもしれないのですが
そこは男でありながら裁縫を嗜(たしな)む私のこと
化繊の柔らか素材の裾幅でしたら、一切ハサミで裁断することなく
中に織り込んでしまえば“幅詰”も出来るはず、と踏んで落札してしまいました。

裁縫とは言っても
ミシンも持っていませんしほとんど直線縫いが出来るだけです。

ただ、今まで男性を見かけたことはないのですが
手芸店に行くとアイロンを利用する接着材料もありますし
ハトメ金具など、結構、利用できる物が売られていて
それらを活用すれば意外に色々な作業ができてしまいますので
あとは少しの知識と想像力、そしてやる気と指貫(ゆびぬき)もないので
たまに指を指しながら一針一針縫って行く根気だけです。

手許に届いた今回のハーフパンツ、色やデザインはとても気に入ったのですが
やはり予想通り、裾幅の広がりだけがどうも気になります。

そこで手縫いによる裁縫技術の登場と相成りました。

やることは簡単、全体を裏返して目立たない内側の縫い目に沿って
詰めたい分の寸法だけ内側を単に縫っていけばよく
それをまた裏返して元に戻せば幅詰が出来上がってしまいます。

余った部分を切り取ろうとしたら、ほつれ防止のため
伸縮素材の端を止めるロックミシンがないと基本、出来ないのですが、この材質でしたら
股下の内側ですのでへんにゴワゴワすることもなく、このままでバッチリです。

ついでに、生地をバイアスに使っているので
経年による伸び・縮み具合が異なるためにできてしまったのでしょう
グレー部分の裾の外側に発生しているたるみを誤魔化すため、タックを取って
手持ちのゴム紐を縫い込んでワンポイントにして完成。

上の(前)(後)の画像のようにスッキリしたシルエットになりました。

こうした裁縫や手芸の嗜みは、選択肢の幅を大いに広げてくれますので
中古品を購入する際の心強い味方になっていることは間違いがなく
このパンツも無事、お気に入りの一着の仲間入りを果たしたのでした。

 

 

コメント
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