リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

星占いが推奨する「異文化コミュニケーション」

2006-11-29 18:21:50 | 日記
水曜日がやってきた…。


水曜が、例のパキスタン人が働くレストランの定休日だ。
奴は私が連れて行ったNPO法人で日本語を習っているのだろう。
レッスンは10:00~12:00と、13:00~15:00の2回。
ちゃんと出席しているかどうか知らないし、興味もない。

今さっき、電話オペレーターから「あの、例の外国人の方からまた電話かかってきてるんだけど…」と言われたので、うっわ~(汗)と思いながらもつないでもらった。

「ハロー。」

「ハロー。ハウアーユー?」

「ファイン。アンドユー?」

こういう意味のない会話はどうでもいい。ガイジンとこういう教科書的会話をすると「うーん、ファインって言えるほどキミの声は元気に聞こえない」とか言い始めてメンドクサいのだ。さっさと用件言え、用件。

「エクスキューズミー。この電話はプライベートな用件ですか?」

「プライベートじゃない。」

「それじゃ、ご用件を。」

「今日何時に仕事が終わるのかおしえてほしい。」

「アイムソーリー。おしえたくありません。それに、こういうのをプライベートと言うんです。あなたがご病気でないのなら電話を切ります。」

「ちょっと待ってくれ。アナタに会えなくて胸の中がモヤモヤしているので、一度会ってしっかり話し合ってスッキリしたい。15分か20分だけでいいから会ってもらえないだろうか。」


…。コワッ。
悪いけど、私はあなたに話すことなんてないし、モヤモヤしてないし、あなたにはもう会いたくないと思ってますってハッキリ言ったのだけど、相手も同じようなこと(→胸がモヤモヤ)を何度も何度も繰り返し、さっき15分と言っていたのが何度か繰り返すうちに「25分」って言ってんだよね。
相手のことを静かに聞いていたらこっちが仕事できないので、私も言いたいことを言いたいだけ言うことにした。


「最初15分って言ったじゃん。どうして25分に延ばしてるんですか?」

「あなたはプリーズ・セイ・イエスとか言うけど、私がニコニコしながら引き受けるとあなたは「この女オレのこと好きだぜ」とか勘違いするじゃないですか。だからもう私は絶対にあなたにイエスとは言いません。」

「あなたが病気でないのなら、ここに電話をかけても意味がないし、私もあなたとは話しません。」

で、言うだけ言って電話切ってやった。
奴が「イン・フロント・オブ・ホスピタル」とか口走ってたのだけど、電話を切ってすぐ窓際に行ってみたら、下の公衆電話に奴がいるんだよね…。電話を切られたことでなんかオーバーリアクション気味に両腕を大きく振っていた。



コワッ。
彼がストーカーになる日も近い。
私が刺される日も近い??

「伝えたい」っちゅう気持ちが世界を動かすんや

2006-11-27 23:15:01 | 日記
もらった雑誌の星占いのページに私の11月の運勢が載っていた。

「11/24に幸運の木星が吉角へと移動。この先1年間の幸運期が訪れます。異文化交流は幸運の鍵。仕事や人生のスキルアップを目指して大きく羽ばたいてください。」

幸運期はうれしいけど、異文化交流はゴメンだ。

ちなみに、彼の運勢を見てみたら、今月のラッキーフードがカレーだった。
このインチキ占いめっ!!!

パク森は「ぱくぱくモリモリ」の略なのか

2006-11-26 22:19:04 | 日記
半年ぐらいずっとパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたいパク森カレー食べたい言い続けた甲斐があり、やっと私もTVチャンピオンのお店でカレーを食べることができた。

店の前には、合羽橋のちゃんとしたところに注文し直した方がいいんじゃないか?と思うような毒々しくて不味そうなカレーのサンプルが陳列されていて、それで今まで同伴者が渋っていたのだ。ホント、あの原色ミドリのパク森グリーンカレーも、サラダのサンプルから引っこ抜いて接着剤で貼ったような野菜カレーも、直したほうがいいと思う。全然美味そうじゃないもん。

平らにならしたご飯の上にドライカレーが薄べったく載せてあって、カレーがかけてある。彼が注文したのはグリーンカレーだった。これで900円。
  
    ↑パク森カレー          ↑パク森グリーンカレー(実物は美味しそう♪)

いつもなら絶対こんなことは言わない食の細い彼が、さすがにTOEICを受けてヘロヘロになっていただけあって「900円でこの量は少なすぎる!!」と文句タラタラだった。たしかに、私もアッコにおまかせを見ながらお昼を食べて3時半にパク森に来て、決して空腹とはいえなかったけれど、それでもちょっと物足りないと感じる量だった。トッピングでチーズやゆで玉子を頼めば1000円超えるやん。それに、「ちょっと辛めに」と言えば追加料金だったのだ、このお店。「甘めに」も追加料金。なんか、切ないなぁ。

半年言い続けた手前くやしいのだが、パク森はペケだった。

地下街にジャンボという喫茶店があって、「今日はケーキとトースト、サンドイッチは終わってしまいました」(午後4時10分時点)などと言う不届きな店だったが、でっかいバナナパフェを食べてようやく満腹になった。

ブタに真珠。

2006-11-24 13:32:34 | 日記
「これ美味しいよ、食べてご覧」と上司がくれたお菓子。
包み紙に「開新堂」と書いてあったので、調べてみました。

http://www.kaishindo.co.jp/index.html

「皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、初めてご注文されるお客様は、当店をご利用いただいております方からご紹介をいただき、お名前をご登録いただいた後にご予約を承っております。」

だって。一見さんお断りのお店だったのだ、しかも予約販売。
へー。

どんなに美味いものかと思ったら、ヴァニラクリーム(バニラ、じゃなく)をはさんだ甘さひかえめのとてもお上品なお味のガレットでした。

130年前にこんな物があったら、ひと口かじってモーレツな恋に落ちて随筆のひとつでも書いてしまいそうですが、21世紀の今、こんなに敷居を高くしておいたところで、
「お願いしますっ!私を開新堂に紹介してくださいっっっ!!」
と嘆願したくなってしまうほどの味でもありませんでした。
クッキー200gで1580円もするみたいだし。

なんてったって、こっちは1kg3000円のおからクッキー買ってる庶民ですから。(ま、それを4日で食いつくしちゃったわけだから、それはそれで高い買い物だったケド)

多分もうお目にかかれることはないでしょう。
ごちそうさま、開新堂。
そして、さようなら、開新堂。

すべて水野アワー

2006-11-23 23:58:23 | 日記
私は「ながら○○」ということができないタチで、何か他のことに手をつけてしまうと、それまでやりかけていたことをコロッと忘れてしまう。ただのおっちょこちょいならそれで許されるのだが、テレビに夢中になって鍋を焦がしたり、洗濯物を干していたらお風呂が溢れたりなど、家計にダメージを与えることをたくさんやらかしているので、そのたびに『私の頭の中の消しゴム』を引き合いに出されながら嫌味を言われる。
タイマーをかければいいのだ。でもそのひと手間を習慣にすることがなかなかできないのだ。ごめん、そういう性格ってことでもうイイ加減あきらめてくれない??

昨日も肉じゃがを作るつもりでじゃがいもをだし汁で煮ていたのだが、ちょっとテレビに目を取られていた隙に台所にもうもうと黒い煙が立ち込めてしまった。
ドラマで小雪が使っていたのと同じ黄色いホーロー鍋が真っ黒。他に肉じゃがをたっぷり作れる鍋がないのでガッカリだ。

「キミがこのコゲを落とさないと、夕飯のキムチ鍋も作れないね。」
とまた嫌味を言われた、ちくしょう。

そのときふと頭に浮かんだのが、重曹。スーパーの製菓材料売り場でお上品な少量パックを見つけ、絶対お掃除用の廉価版を売ってるはずだ!!とは思ったものの、一刻も早く汚名を返上するためダッシュで帰宅。鍋に重曹と水を入れてみたけど、シューっと泡だつだけで何も起こらないので、試しに煮立ててみたら…、


コゲが取れました。マジで!
グツグツ煮えたぎるお湯の中で、コゲがはがれて泳いでるの!


鍋底にこびりついているシツコイ奴も箸の先でチョンチョンとつつくだけでペロリとはがれ、「泳げ泳げ~!」と箸でかき混ぜながら高らかな笑い声をあげてしまった。


重曹のおかげで私もダメ主婦脱却です。これからもガンガン鍋こがすよ!!(違う。)

いや~、重曹ってほんっとうにいいもんですねぇ。それではまた来週お会いしましょう!

ガイジンに言われていちばんムカつく言葉

2006-11-22 18:57:10 | 日記
ここ何週間かずっと悩まされていたことがあるんだけど、ようやく決着がついた。

私は病院でぷらぷらと事務をやって小遣いもらって生活しているのだが、ときどき日本語の話せない患者さんが来ると「リカコを呼べ」ということになって、予約センターや会計窓口や診察室なんかに呼び出されて通訳っぽいことをしている…ということは先日書いた。

難しいことを言われてわからないことも多いので、そういう場に出て行くのはイヤだが、日本に誰も頼る人がいなくて困った挙句に独りで電話をかけたり来院したりしているのだろうから、こんなメチャクチャ英語でも少しでも助けになればと思ってやっている。

外国人の応対をしていて「困るなぁ」と思うのは、うちの病院が全予約制で外来診療を行っていることで、その日の昼過ぎに「怪我シタンダケド、イマスグニドクターニ会エルカ?」と電話がかかってきても、患者さんの希望通りにはなかなかコトを進められない。市の急患診療所があるんだからそこに行ってほしい…と思うのだが、患者さんからすれば医師が1人しかいない診療所よりも60人いる大病院の方が英語が通じる可能性は高いだろうと容易に想像できるわけで、英語が通じたほうが安心感も全然違うはずだ。

で、この人は「皮膚科にかかりたい」と言って電話をかけてきた。話を聞くとこの人はレストランのコックで、どうやら手を火傷したらしいのだが、「皮膚科皮膚科」とうるさいので翌日朝いちばんで皮膚科に来てもらうことにした。で1週間後、また同じ人から「目が痛くなった」と電話がかかってきたので、眼科の予約を受けつけた。
ここまでは「なんでオマエのとこの病院はいつも予約いっぱいと言うばかりで患者を診ないんだ!!」とか英語でまくしたてられる他は、ごく普通のやりとりだった。
このあと、この人が診察室で「ドクターの言っていることがわからない!」と騒いだので、私が呼ばれた。ここで顔を合わせてしまったことがそもそもの間違いだったんだろうなぁ…と今では思っている。

病院にかかってくる電話はまず電話交換手が出て用件を聞いてから院内の職員につながれるが、英語の電話は無条件で私に転送されてくる。次にこの人から電話がかかってきたときは、「ベリー シリアス プロブレム」を抱えていると訴えるので、また病気になったかガイジン!と思って聞いてみると、「周りに助けてくれる人が1人もいないから、どうしようもなくなって以前助けてくれたアナタに電話している。日本語で意味のわからない言葉があるから意味を教えてほしい。」と言う。もう完全に病院にかけてくる用件ではない。

「あなたが病気だったら助けたいと思いますが、そうでないのならここに電話をかけてきても困ります。」

「だから、周りに助けてくれる人がいないからどうしようもなくアナタに電話したと言っている。緊急のことなんだ。」

「……。で、その意味のわからない言葉って何ですか?」

これがまた、クダラナイ言葉なのだ。コニチハ、オセワニナッテマス、チョーシハドーデスカ、ゴリョーショークダサイ、ドーゾオキヲツケテ。どう考えても緊急性が微塵も感じられない。こんな電話が毎日のようにかかってくるようになった。こっちは「もしかしたら今日こそ重病になったか!」と思って応じているので「もっとニホンゴができるようになりたい」なんて用件は大迷惑だ。

「前にもお伝えしましたけど、あなたのおっしゃっていることは明らかに病院に関係がないことです。」

「関係ないかもしれないが、今の自分にはアナタしか頼れる人がいない。アナタは外国語ができる者の1人として、言葉の通じない国で困っている外国人を見て見ぬふりができるのか。今日助けてほしい事柄は紙に書いてあるので電話では説明ができない。仕事が終わったら外で待っているから会ってほしい。」

「ここに電話をかけてくるのはお門違いです。外国人を助けたり日本語を教えたりするNPO法人がいくつもありますので、そちらに問い合わせていただきたいのですが。」

「それをアナタは紹介してくれるのか。いつ?」

いかん、やぶへびだった。
仕事が終わって病院のすぐそばで待ち伏せされるのはコワすぎたので、駅前のショッピングセンターで待っていてもらうことにした。普通のワケわからんオヤジだったら絶対会わないけど、うちの病院にカルテがある患者さんだし、現地の言葉がわからずに困り果てた経験は私にもあるので、ムゲに断ることができなかった。

「どこかでお茶でも」

「早く家に帰って家族に夕飯を作らなければならないので、立ち話で済ませていただけませんか。」

「ニホンジンは親切な人ばかりだが、親しくなりたいとこちらが望んでも返ってくる答えはいつも「時間がない、忙しい」だ。こう言って断る理由を説明してほしい。」

そんなこと言われたって、ガイジンのワガママにいちいちつきあってられるほど暇じゃないからな普通の人は。

「仕事がある人や家庭がある人にあかの他人が「自分のために時間を割け」と言ってもムリです。本当に自分の時間も確保できないほど時間がないんですから。あなたの休日にレッスンをやっているNPO法人がみつかったので資料を持ってきました。「困ったことがあったら相談してください」とも書いてありますので、ここに通ったらいかがですか。」

「僕は日本語学校に行きたいと言っているのではない。アナタに助けてほしいと頼んでいるんだ。困っているときには助けてほしいし、毎週時間を決めて僕に日本語を教えてほしい。」

結局、真意はそこかよ。

「私はフルタイムで仕事をしてますし、家では主婦です。片道1時間半かけて通勤しています。ノータイムという言い訳はずるいとあなたは言いますが、私には会社と家族以外の人を気にかける時間的余裕がありません。国際親善に貢献したい、世界中に友達がほしいと望んで活動している人がちゃんといるのですから、そういう人を探して頼んで下さい。」

もうね、わかってるんですよ、日本語の勉強というのは口実でしかなく、よーするにニホンジンのカノジョがほしいんでしょ?だったら「もう自分は肉体関係なんてどうでもいいから人が本当に困っているときに助けてくれるような精神的なつながりを求めている」とか回りくどいこと言ってんじゃねーよ。

「僕は毎日毎日「日本で友達がほしい」と祈り続けてきた。そうしたら偉大なるアラーの神がアナタを僕の前に遣わしてくれた。だからアナタには僕を助ける義務がある。」

アラーの神に遣わされた覚えなんてねーよ、と言いたかったが、彼らのものの考え方ではそうなのだろう。私は、イスラムはイスラムってだけでだいっ嫌いなのだが、ガイジンと宗教がらみの話をし始めるとメンドクサイので言わなかった。

「あなたは友達がほしいと言って全くお門違いの病院に問い合わせてきました。普通、そんな用事で病院なんかに電話はしないと思います。だから私は、病院に電話してくるほどあなたにはツテがなくて困っているのだと判断しました。だから、困ったときにどこに相談すべきかをあなたに助言したかったし、外国人と仲良くしたいと考えている日本人にあなたを紹介したいと思って今日ここに来ました。私は日本語の仕組みを知らないので外国人に日本語を教えることはできませんし、時間がないので定期的にあなたに会うこともできません。でも、あなたが日本語を学びたいと考えているのは承知しましたので、私のできる範囲であなたを助けることを約束します。」

全くウザイのだこのオヤジ。「約束」とか「誓う」とかそういう言葉を出してきて他人を拘束しようとする。私は腕をつかまれて「約束する」と言うまで放してもらえなかった。そんなことばかりしているから皆に「時間がない」と言って逃げられるのだ。

翌日、また電話がかかってきた。
「アナタが紹介してくれた日本語学校に電話をかけたけど、英語が通じない。僕が参加したいと言っているのを伝えてくれるか。」

外国人を相手にする学校で英語すら通じないとはどういうことだ?と思ったけれど、これは仕方ない。電話した。
で、次の要求。

「日本語学校に行って、説明を一緒に聞いてくれるか。」

なんでここまで?!と思ったが、日本語学校の方からも一緒に来てほしいみたいなことを言われたので、仕方ない、半休を取って行って来た。義理でここまでやってきたけれど、そろそろケジメもつけなければならないし。

「えーっと、リカコさんはこちらの方の奥様ですか?」
「違います。」(即答)

この日本語教室は本当に全く英語が通じないようで、教室についての説明など、もらう資料をすべて私が訳して、記入しなければならなかった。たしかに外国人=英語という考え方はフェアではないので、日本語教室がすべての外国人にとって公平な立場をとっているのは理解できるけど、でも本当にそれで外国人を助けられるのか?
ま、そんなことはおいといて、レッスンについての説明を受けた。「それでは、座っているだけでもいいので参加してください」とヤツは先生に言われた。よし、帰ろう。

「なぜアナタは帰るのか。」

「あなたに日本語教室を紹介しましたので、私の役目はもうこれで終わりです。たくさん勉強してください。」

「今日、仕事が終わったらショッピングセンターで会えるか。」

「すみませんが、今日はあなたのために会社を午前中休んだので残業をしなければなりません。9時過ぎるので会えません。」

「9時過ぎても待ってるから。」

「帰りが遅くなるのは嫌なので会いたくありません。」

「明日は」

「ノー。」

「明後日は、来週は?」

「もうあなたとは会いたくないんです。」

「どうして?僕たちは友達ではなかったのか」

「私はあなたと友達になった覚えはありませんので。」

「約束したじゃないか」

「外国人の生活支援をするNPO法人をあなたに紹介すると約束しました。あなたは病院に電話をかけてくるほど周りに助けてくれるお知り合いがいないそうなので、あなたをこういう人たちに引き合わせるのは自分の使命だと思って今日までやってきました。でも前に言ったとおり、私はあなたと友達になる時間的余裕も精神的余裕もありません。」

「今までアナタは僕が頼むことを何でもニコニコしながら引き受けてくれた。アナタがこんなに親切なのは、僕を好きだからではなかったのか。あなたはただのヘルパーのつもりだったのか。」

「そうですけど。」

ガイジン、逆上。
っていうか、知るかよそんなこと。勝手に勘違いしたそっちが悪い。日本語教室の説明も終わったし、登録用紙の記入も終えていたので、あとのお守りは先生に任せて「仕事抜けてきてますので~」と言って逃げてきた。ガイジン、グッバイ!

が、簡単にサヨナラできると思ったら大間違いで、その後も「友達になった覚えはない。私はあなたと友達になりたいと思わない」ということを何度も説明しなければならなかった。うざい。

そして、先日。
「日本語教室でテキストブックを買って来いと言われた。駅前の三省堂書店に行ったら売り切れだった。店員に、1週間待って取り寄せるか、他の書店で買ってほしいと言われた。N駅とB駅にある三省堂書店には置いてあるそうだ。わざわざ仕事を休んで遠くの知らない街に行って本を探すのは僕にとって時間のムダなので、アナタが行って買ってきてくれるか。駅前のショッピングセンターで会ってお金を払うから。」

このガイジン、何にも学んでないな。

「あなたにとってそれが時間のムダなら、電車代かけておつかいしてまたあなたに会わなければならないコトこそ私にとっては時間のムダです。自分が面倒だからって誰かにやってもらおうなんて、なんて自分勝手なの?それに、ただ漠然とテキストブックと言われても、どの本なのか私にはわかりません。」

で、しばらくたって
「Minna no Nihongo I Honsatsu Roma-ji Ban (Main Textbook Romanized version), 2,625yen, ISBN code: 4-88319-166-4」

「それだけわかっているなら、アマゾンで買ってください。」

「どうしてアナタはそんなに冷たいんだ。べつに僕は無理強いをしてるわけじゃないんだから、そこまでつっけんどんにしなくたっていいじゃないか。アナタはそんなに美人なのに、不機嫌な顔をしていたら台無しだ。頼むから僕のために笑ってくれ。プリーズ!


誰のせいで不機嫌になってると思ってんだこのクソガイジン!!

だいたい、ニコニコ笑って引き受ければ「あなたが好きよ」ってことになるんじゃないか、お前のものの考え方によると!
好きか他人かの二元論でしか人間関係を考えられないなんて、なんて視野が狭いんだ。
もう、こんなの、ふっきれました。コイツが今後どんなに重病になっても無視します。電話も出ません。「友達ができないのなら僕はパキスタンに帰る!」とか言ってないで本当にさっさと帰ってください。



…ということを独りで悶々と抱え込んでいたのだが、イライラが募って他人にあたるようになってきたので、とうとう彼(←夫)に全部を打ち明けた。あなたの知らないところで他の男性と会ってごめん。

「そいつコワイよ。お前そのうち刺されるよ!気をつけた方がいい!」

「うーん、それはないでしょ。」

「どうして」

「だって、ヤツはイスラム教徒だし。」

「どうしてイスラム教だと「それはない」んだ!!」

「だって、「汝殺すなかれ」とか言うじゃん。あ、それ聖書か。でも大丈夫。イスラムは聖書も尊重するから。」

「お前の言ってることはワケがわからーん!!ヤツら自爆テロとかやってんだぞ!!君を殺して自分も死ぬみたいなコトやらかしてんだぞ!」

「そこまでバカじゃないっしょ?外国で働いてるエリートなんだから。」

と強がっていたのだが、ヤツの仕事が休みで日本語教室があった今日、電話が何度もかかってきた(出てないけど)。

うーん、本当に刺されるか私?

1キロなんてあっという間になくなる

2006-11-16 17:57:42 | 日記
小腹が空いたと言って黒糖のカタマリをつまむ生活はいくらなんでもヤバイと思ったので、おからでできたクッキーを食べることにした。
1キロ(約200枚)入って3000円くらいのクッキーを見つけたので早速購入。

購入後4日でほとんどなくなってしまったんですが…。



ところで、全然実感がないのだがこのクッキーは胃の中で本当に膨張しているのだろうか。
インターネットの広告を見ると、乾燥したおからが水を含むと何倍にも膨張すると書いてあって写真も載っていて、確かに私も卯の花が大好きでよく作っている主婦だから、乾燥おからのあのテロみたいな膨張ぶりはよく知っている。

でも、クッキーを焼く前に、生地を練る段階ですでにおからは膨張しちゃってるんじゃないか…と思うわけだ。だって、30枚くらい一気食いしてもまだまだ食べれるよ。あ、もちろん言いつけどおり水もちゃんと飲んでます。

ま、甘くておいしくて小腹が満たせて、それで低カロリーなら、ダイエットしてるわけじゃないから文句は言わないけど。

もてあそぶという名のレストラン

2006-11-15 18:25:22 | 日記
日曜日に食べた中華は久しぶりに美味かった。
なーんの目的もなくただ「海を見に行こう」と電車に乗り、携帯のグルメ検索で3時までランチタイムをやっている店を見つけて行ってみた。
弄堂里(Long Tang Li)という名の中華で、午後2時30分時点で客ゼロ。

ムムム…大丈夫なのかこの店??ま、2時過ぎにランチ食べるヤツなんて私たちくらいのものか。

実は先週も彼が働いているA市にある中華に行ったのだ。2人で食べる中華というのは、小皿が回転テーブルをキコキコ行き来するワビシイ光景で始終目を回さなければならないので、私としては「え~また~?」という心境だったが、店内の黒板にラーメンがおススメと書いてあったので、コースをやめて上海蟹ラーメンというものを食べた。

黄色いスープ。のっている上海蟹は実なんてどこにあるんだろうか、ただの飾りか、と思うようなコンパクトさ。
彼の会社にいるリーさんだかシューさんだかいう中国人が「上海蟹を食わなきゃ年が越せない」と常々力説しているそうで、上海蟹はとびきりの高級食材かと思われる(実際、上海蟹ラーメンはいちばん高いメニューだった)。
そのスープを口に含んだら、まるで時が止まったようで、しばらく目を閉じて鼻に抜ける蟹の香りを味わった。

「すみませーん、ご飯ください!」

上海蟹ネコマンマはラーメン以上に美味かった。
久しぶりに最期の1滴までスープを飲み干した。

トイレの視察

2006-11-11 13:35:57 | 日記
どういうツテだか知らないが、父が赤十字関連でネパールに視察旅行に行ってきたそうだ。私が実家に帰った日にちょうど帰ってきた。
ただの地方公務員だと思ってたら、赤十字までやってたんか、親父。

日本赤十字社は子どもたちの教育と衛生のためにネパールに寄付をしているらしい。ネパールの学校に文房具を贈り、トイレを設置し、井戸を掘り、現地人が汲む水に浄水装置をつけ、せっけんを使った手洗い習慣を定着させる活動をしている。

「私たちが健康的に生活でき、勉強できる環境をつくってくれた日本の人たち」ということで、父たち視察団は行く先々の学校で現地の子どもたちから大歓迎されたそうだ。



赤十字の車が学校に到着すると全校生徒がズラーッと2列に並んで待ち受けていて、朝、家の周りや通学路で摘んできただろうマリーゴールドの花を糸でつないだ首飾りをひとりひとりが首にかけてくれるのだそうだ。多分ネパールの最高の接待なのだろう。

もう完全にネパールの人たちに遊ばれちゃってるとしか思えないうちの親父…。↓




毎朝、犬の散歩をしながら畑の向こうで一緒に朝イチバンを放出してくるうちの親父が、外国のトイレを視察して歓待されてるのはちょっと不思議な感じがしたけれど、ま、ネパールの人たちはそんなこと知らなくてもいいでしょう。

社宅の自治会の役員さんが自治会費と一緒に赤十字のナントカ言う寄付金まで徴収して行きやがって、いつもチキショウと思っていたけれど、こういうことに使われているのがわかったので納得です。NHKは断固断るけど赤十字はこれからも払うことにするよ。

ベートーベン交響曲第9番『合唱』

2006-11-10 16:10:00 | 日記
大学のオーケストラ部では真夏のスキー宿なんかに缶詰めになって合宿をしたのだが、昨夜(というか今朝がた)夢の中で私はホルンを構えて宿の練習ホールに座っていた。

おそれ多くもベートーベンなんて私の短いオケ人生の間に演奏させてもらったことはないので、これは合宿最終日に余興で「初見大会*」でもやっていたのだと思う。

で、あの劇的な第1楽章、私はしょっぱなから落ち**まくっていた。
しかも私は1番ホルンで、2番ホルンには私の大嫌いなN子が座っていた。普通、1番と3番ホルンが高音、2番と4番は低音を担当するのだが、N子は低音や伴奏が大の苦手、私は低音ならチューバの音域でもバリバリ吹けるのに高音が苦手だったので、N子=1番・私=2番ならまだしも、その逆の組み合わせはハッキリ言って悪夢を意味していた。

それに加えて私の楽譜。落ちるわけだよ!これは楽譜じゃないのだ。譜面台に置かれていたのは手ぬぐい社名印刷サービスのカタログなのだ。

それで、学指揮***が指揮棒で乱暴に譜面をたたきながらやってきた。
「なにアンタ最初っから落ちてんのよ?」
「ちょっとこの楽譜、これ楽譜じゃないじゃない。こんなもの渡しといて落ちるなって言う方が無理よ。」
私も、となりがN子でイライラしていたのもあり、始めからケンカ腰だ。
「譜面なくたってある程度は感覚で吹けないの?」
「感覚で吹いてほしかったら直前じゃなくてもっと前に譜面配って練習させてほしいわよ!」

って、たかが余興の初見大会なのに、私と学指揮は楽器と指揮棒をかなぐり捨ててギャーギャー取っ組み合いのケンカをしたのだ。
…で、母に起こされた。「ものすごくうなされてバタンバタンやってたわよ」だって。
あーあ、おかげで寝覚め最悪。もう夕方なのにまだ頭が痛い。


オケ用語解説
* 初見大会:パーッと楽譜を配られて、練習なしで皆で演奏してみるお遊びのこと
** 落ちる:演奏中に楽譜のどこを演奏しているのかわからなくなって、音が出せなくなること
*** 学指揮:学生指揮者の略。演奏会ではプロの指揮者が指揮するのだが、毎回練習にプロを呼んでいたらお金がかかりすぎるので、音楽的指導ができる上級生が指揮を担当する。

肩こりにつけるクスリ

2006-11-09 12:26:57 | 日記
最近、肩たたきや背中のマッサージをしてお小遣いをもらうという小学生のような姑息な手段で日々のお昼代を稼いでいる。

金ヅルは夫、そして母だ。
夫はまだいい。ゆっくり入浴させて、そのあと寝かして背中を手のひらでグリグリやっていればそのうち寝てしまう。問題は母だ。

だいたい、こんなに太って脂肪の鎧をまとった上にほとんど動かさないまま数十年過ごしているのだから、ちょっと外から圧したくらいでコリがほぐれるわけがない。
この前なんて、肩を揉み始めて20分くらいしたら『14才の母』が始まり、見ながら揉んで見終わってもしばらくそのまま揉み続けていたのに、全然コリがほぐれなかった。ぴょん、完全なる敗北だ。

こういうのは、他人に仕事を投げるようだけれど、整体に行って一度完全に揉みほぐされて来ればいいのだ。シロウトの肩たたき的日々のメンテはそのあとでないと功を奏さないと思う。

ところが本人はポキポキやられたらコワイとかなんとか言って、なかなかプロにかかろうとしない。
うーん、ポキポキなんてそんなにコワクないんだけどなぁ。たとえばオジサンが個人で経営している整体院に行って、朝イチで他のお客さんも誰もいなくてオジサンとたった2人密室の中という状況下で上に乗られてマッサージされることの方がよっぽどコワイ(というか、私はそういう状況下でやってもらってるのだけど)。ああいう状況に比べたら、ちょっとひねられてポキッというくらいなんでもない。…と思う。

って、今日も実は実家にとんぼ返りしてくる。あの肩をまた揉むのかと思うだけで、親指が痛くなってくる。

乳酸菌は冷凍されているあいだ休眠しているというのは本当か。

2006-11-07 18:26:44 | 日記
秋の夜長に何か甘いものがほしかったので、昨日は手作りアイスに挑戦した。アイスクリームのレシピを検索してみたら生クリームの量がハンパじゃなかったので、恐れをなしてフローズンヨーグルトというものを作ることに決めた。

【材料】
ヨーグルト
生クリーム(結局入れる)
砂糖
味をつけるならジャムとか。

ヨーグルト500gに対して生クリーム100gみたいなことが書いてあったので、ヨーグルトを2パック買ってきて大量に作ることにした。(嗚呼!)

まず、生クリームを泡立てなければならない。ここでさっそく横着して、いつもバナナジュースを作っているジューサーでブィィィィーーン!!と回したら、いきなりバターと水に分離しやがった(涙)

えっ、えっ、これって大丈夫なのか?と思いながらもヨーグルトをじゃんじゃん加えて砂糖をドバドバ入れ、ブルーベリージャムも入れて色をつけてみた。
一見、「これが凍ればアイスクリームになります」みたいのが出来上がったけれど、味見をしてみると、油分が細かくブツブツ散らばっていて、油っぽい…。

えー?!1キロもヨーグルト使って、失敗??
さっそく、今夜試食してみます。

種の交配にアイはない

2006-11-05 23:20:21 | 日記
うちの近くに結構有名なアイス屋があると聞いたので、散歩がてら行ってみることにした。

近く、と言っても、とんでもなく遠くて坂道の多い道のりだった。
自社牧場で搾った牛乳でジェラートを作って売っているお店で、こんな土田舎の県道脇なのに家族連れでごった返していた。確かに有名らしい。
山小屋風の店内で、丸太で作ったベンチに腰かけてアイスをいただいた。

私はラムレーズンとカボチャ味。
彼は梅味。(←ちょっとひねくれ者かも)

ここのアイスには卵が入っていないそうで、乳脂肪分も5%程度に抑えて淡白な味わいだった。断然アイスクリーム派の私にはちょっと物足りなかった。(だから、ジェラートなんだってば。と言ってしまえばそれまでだけど)

丸太のテーブルの上に無造作に業界誌が置いてあって、アイスを舐めながらしばしディープな世界に浸ってしまった。

月刊ホルスタイン。

うーん、初めて見る雑誌ですね。
いろんな大会で受賞した牛の写真がたくさん掲載されているのだけれど、どういう評価基準をして「グランプリ」とか「2位」とか決めているのかがイマイチよくわからなかった。

たとえば、
「フランソワ・モランドはドイツのオルデンブルクで行われたヨーロッパ・チャンピオンシップで黒白の部門グランドチャンピオン獲得に続いて、赤白の部でも頂点を制した。」
なんてことが書いてあるのだが、牛の世界でも模様の美しさを競うニシキゴイ品評会みたいのが開催されているのだろうか。

受賞牛の発表や大会報告の他にはなんだかよくわからない会社の広告も掲載されていた。宣伝文を読んでも何の会社なのか理解できない…と思ったら、



会社のロゴマーク、「i」が精子になってる!!
つまり、これって牛の精子バンクなのか…。


帰りは電車に乗ろう、と駅に向かったけれど、駅までの道のりも果てしなく遠かった。

萎えるひとこと

2006-11-04 02:45:09 | 日記
1週間分くらいの食料品を買って冷蔵庫をパンパンにして、どんな希望が出ても即対応できるゾと自信満々なときに
「何食べたい?」
と聞いて
「うーん…。ピザ。」
って答えられると激しく萎える。

「ねねねねねね、久しぶりにピクニック行こうよ。サンドイッチ作るからサ。」
とデートに誘ったら
「どこ行きたいの?」
とメールが返ってきたから
「海岸。」
と答えたら返事が戻ってこなかった。
今朝、ゆで玉子をつぶしてレタスを洗ってトマトを切って準備をして、何度も彼を起こすんだけど
「うーん、あと5分…」
とか
「うーん…ちょっと風邪っぽい」
とか、一向に起きようとしないから
「もしかして、ピクニックいやなの?」
と聞いたら、
「昨日、海岸って言われてすごく萎えた」
と言われた。「近すぎるから」だって。そんな、遠くに行こうって言われる方が萎えるはずなのに!!

今日は文化の日。

2006-11-03 23:38:20 | 日記
彼は不眠なんだそうだ。

…、ホントでしゅかねぇ~(のだめ風に)
よ~く眠ってるように見えるんでしゅけどねぇ~。

とにかく、彼の言い分によれば、
布団をかぶって3秒で寝られるのび太君な私を見てると腹が立つんだそうだ。
私は寝言を言うし、夢を見てギャアギャア騒いで暴れてるし、そういうのでいちいち目が覚めてムカつくんだそうだ。
仕事のストレスだってちゃらんぽらんな事務の私とは比べ物にならないくらい大きいし、気が弱くてデリケートな神経しているし、しょっちゅうお腹をこわしている過敏性腸症候群だし、眠れないくらい心配事が山積してるんだそうだ。
うーん…、申し訳ないなぁ。

というわけで、何かいいものはないかなぁと今日デパートをぶらぶらしていたら、アロマセラピーのお店でラベンダーのポプリをくれた。
11月3日はアロマの日なんだって。それでアロマセラピーをいろんな人に知ってもらうためにちょこっとずつ配ってるんだって。

さっそく寝室にぶらさげた。
ところがうちの寝室は彼の勉強部屋も兼ねていて、最近彼は毎晩TOEICの勉強をしているのだ。
さっき寝室を覗いてみたら、単語を2つノートに書いただけでひっくり返って爆睡していた。おお!ラベンダーの効果、すごい!

明日文句言うんだろうな、快眠アロマで勉強の妨害をされたって。