先週、友人が死んだ。
水曜日がお通夜で、翌日がお葬式だった。
正確に言うと、先週火曜日くらいに、連絡がつかない娘を心配してお母さんがマンションを確認しに行き、彼女が死んでいるのを発見したそうだ。だから、彼女がいつ死んだのかはわからない。
死後CTを撮ってもらったら、脳血管に瘤ができていたそうだ。突然ひどい頭痛に襲われて、動けなくなって、そのまま死んでしまったのだろう、というのがお医者さんの見立てだそうだ。
彼女のことだから、直前までものすごく元気だったに違いない。
彼女とはネットスクールを通じて知り合って、実際にも何度か会って、彼女のマンションに泊まったりもしたんだけど、考えてみたら今ここに届いている訃報以外に彼女の連絡先を私は知らない。彼女の実家とか、家族構成とか、何も知らない。
だから、葬儀の行われるそのお寺に、彼女のお父さん宛に電報を打った。子育て中で、神奈川から名古屋まではどうしても行けません。でも、いつか必ずお別れをしに行きます。
ネットスクールは苦しかったから、明るい彼女の存在は私にとって救いだった。私がネットスクールから脱落したあとも、彼女が学ぶ側から教える側に立場を変えて活躍し続けているのを知って、どうしてそんなにがんばれるんだろう…とコンプレックスに思いながらも陰ながら応援していた。だから、彼女がいなくなってしまって、涙は出てこなかったけれど、なにか希望の灯が消えてしまったような気がして、さびしくてならない。