従兄弟の結婚式に呼ばれました。
星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳という場所で、山梨県内でたぶん人気ナンバー1の結婚式場だと思います。
ステキなドーム型チャペル。
新郎新婦が誓いのキスを交わすと、ドーム屋根が開いて陽の光がキラキラ反射する小川と深緑が目に飛び込んできます。
軽く150人くらい収容できそうな広い宴会場。(宴会場って言い方、おかしい?)そして、宴会場のエントランス部分がまた広くてゴージャスで、披露宴が始まるまでの30分くらいの間、ジャズの生演奏を聴きながら皆とおしゃべりできました。
披露宴は時間がとてもゆったり配分されていて、3時間以上あったんじゃないかと思います。
もちろんその間ずっとジャズの生演奏ですよ。
金かけてる。
こりゃ絶対400万くらいかかってる。
コイツ、ほぼフリーターなのに…。
やっぱ、当然、親にお金出してもらってんだろうな。
…と、いじわるなことをちょっとだけ考えました。
でも、その不謹慎な考えはすぐに霧散しました。それは、新郎新婦とその親が全員とても幸せそうで満足げな顔をしていたからでした。
ちょうど10年前、ちょうど同じ季節に私も結婚式を挙げたんだけど、私の結婚式にはまさにその幸せそうで満足げな心持ちが欠けていたんですね。
あの日は本当に何から何まで思い通りにいかなくて、しかたなく口ではハイハイ言ってるけど心の中でギャーギャー叫んでるような心境で、このめでたい日に花嫁は来てくれた皆さんに笑顔を見せられたのかどうか、はっきり言って記憶がないです。
向こうの親は私が前の晩までダンナの招待客(高校の同級生)について「あんなの呼ぶ価値ない」と言ってキレてたことに対して怒ってたし、うちの親は私がイライラしすぎて何かしでかすんじゃないかとヒヤヒヤしてたし、結局、誰一人として幸せな雰囲気を醸し出せなかったような気がします、今にして思えば。
まぁ、でも、そのあと10年ちゃんと続いてるんだからいいよね。許して。
他人の結婚式を見て思ったのは、私の結婚式が失敗したのは、「結婚式というのはこういうものである」という認識が私の家族と相手の家族間でちょっとズレてたからだと思います。そしてそのギャップを埋めることをしないで、ちゃんと打ち合わせをしないまま、ぶっつけ本番にしてしまったから、あんな結果になってしまったんですね…しみじみ。
そんなことを結婚式の間ずっと考えていました。
それにしても、ブーケ・ブートニアのセレモニーだとか、ファーストバイト・ラストバイトのセレモニーだとか、キャンドルサービスだとかサ(今回はバルーンサービスで、風船を配ってた…)、結婚式の余興ってクダラナイね。
シャンパンタワーもやってて、結局そのあと誰が飲むわけでもなく放置されてもったいなーいと思ったけど、あれって必ずグラスに注がれて下にこぼれないということを目の前で証明してもらって、へーぇ!!と感心しました。